作詞・20
永遠なんて無かったよ 星もいつかは消えるから
「ずっと一緒に」と笑った 君を心に仕舞って
平日は二人とも忙しくて 少し小言を垂れてしまっても
会話は決して絶やさずに 笑い合うことを忘れずに
どちらかの帰りが遅くて 一人で過ごす食卓でも
今も夜道に急かされる君を とても愛おしく思うから
時間さえ合えば二人で並んで 映画でも見て涙してさ
もう何度も見たはずの話でも 君の隣に居られるなら
風呂に入って 髪をといて 時々目が合って微笑んで
「おやすみ」と瞼を落として 明日の僕らに会いに行こう
出会いは何だって良かったんだ 君を想える僕が居るなら
こんな毎日じゃなくても構わないんだ 幸せと思える日々なら
何でもない日でもたまには 君に花を買って帰るよ
君の体の調子が悪い日には 何も気にせず頼って良いんだよ
手を繋ぐ力があるうちに 恥ずかしいくらいでも離さずにいよう
君に僕の声が届くうちに こんな歌を明日も変わらずに歌おう
休みの日にはいつもより 浅い夢の中で微睡んで
寝癖も放っといたままで ブランチをゆっくり味わおう
お互い好きな曲を聴いて お互い好きな本を読んで
話すことも特にないけれど 僕らだけの素敵な会話だ
新しい料理にでも二人で 挑戦なんかしたりして
「おいしいね」って何気なく 「また作ろうね」って約束
横並びのまま向き合って 届かない君を見つめながら
少しだけ言葉を交わして 夢の中で話の続きをしよう
君は僕よりずっと強い人で つまらないなんて思うだろうけど
君は僕よりずっと優しい人で つまらないなんて言わないから
夢なんて叶わなかったよ お陰で今を手に入れたんだ
君が夢を捨ててまで 選ばれるほどの僕じゃないけれど
君のために生きたいんだ それが今の僕の幸せで
結局君のためじゃないんだ 許してなんて言わないよ
光が差した水溜り 明けた空に赤く照らされて
砂漠の中で出会った砂粒と雨粒が僕らで
花は枯れることなく落ちて 種子を残して次の誰かへ
白く染まる君は居ないけれど それが今の僕の幸せで
別れが来るならそれで良いんだ 君はどこへでも行くべきだ
僕もそのうち歩き始めるよ ただ今は少しだけ休ませて
永遠だってあったよ 消えた星は消えたままで
何も言わずに笑う君の門出に 僕も涙まじりに手を振るよ
幸せと言えた毎日は 今も変わらず幸せと呼べるよ
君と出会えた喜びも 最後まで忘れられるように
忘れられた君のことを 最後まで失くさないように仕舞って
『恋』




