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「炎上」/「地下の獣」
課題:#リプできた単語を入れてSSを書く
お題:炎上
「炎上」
ああ。暗い浜辺が明るくなっている。
夜明けは遠い、あれは朝陽ではない。燃えている。ひとが燃えている。
狂うように踊る誰かの影。炎上し、輝きを撒き散らし、暗い鏡のような水面を照らしている。
「美しいなぁ」と、感嘆をこめて二太郎は言った。やがてそれは蹲り黒く炭化した小さな塊になった。
コメント:誰が出したのか分かるような分からないような……?
不自然ではないですよね。ね?
課題:#リプできた単語を入れてSSを書く
お題:有害指定
「地下の獣」
「この先に有害指定幻獣が……」
堅牢な地下建造物の薄暗い廊下を進みながら、新人研究員は生唾を飲み込んだ。
「その通りだ、気を抜くと魂まで持って行かれるぞ」
白い口髭の教授が忠告するように言った。幻獣を区別するのもアウトスレスレだが閉じ込めるのはもっと悪い。だが、発情期とあっては……。
コメント:なんのために差し替えたかって?
そりゃあ上のSSと同じ方にお題をもらったからですよ。それだけですとも!