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夏生詩集

信じている人

作者: 夏生

何かを信じている人は


強いです


何を言われても跳ね返します


心は隙なく、固く閉まって


います



お父さんの力でも


お母さんの力でも


好きな人の力でも


開きません



何かを信じている人は


信じる、という鍵を


かけているからです



信じていること、以外


何も聞こえません


何も入ってきません



信じる、という麻酔を


かけているので


痛みを感じません


特に心的な痛みを



何かを信じる人は


仲間を募ります


信じていることを


より強化させるために



絶望の淵に立たされている人


心に癒えない傷を抱えている人


の前に現れ


笑顔で両手を広げます



その人の心に


信じることを何度も


何度も埋め込んで固めて


鍵を閉めるのです



気づかぬうちに確実に










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