いつもと違う始まり
プロローグ的なもの……?
人生はつまらない
それが俺、浪川 拓也が15年間生きてきて思った人生の答えだ
朝起きて、支度をし、学校へ行く。学校についたら靴をはきかえ、教室に行き、自分の席に座る。そうして、誰ともかかわらずにすごし、家に帰る。毎日毎日、これを繰り返すだけの人生
ずーっとそうだった。……ホントに? 昔はこんな風に感じてったけ? ……いや、そうだった。俺は昔から、ずっと、そう思ってた
俺に友達は、いない。親しい人も、いない。小さいころからずっと、俺は一人で過ごしてきた。でも、さみしいとは思わない。それがあたりまえだから
今日は五月二日。いつもと変わらない普通の日。……のはずだった
今日は違った。朝起きて、支度をし、学校へ行く。学校についたら靴をはきかえ、教室に行き、自分の席に座る。そうして、誰ともかかわらずにすごし、家に帰る。それだけをすればいいのに、俺はかかわって
しっまたのだ。誰ともかかわらずに過ごせなっかたのだ
俺は今日、あいつに出会ってしまった。もういつもと変わらない日々を過ごすことはできない
ああ、なぜ俺は、今日、図書室なんかに行ってしまったのだろう?