デート? 1
朝になった。俺は、スマホで時間を確認したけど、まだ朝の8時を過ぎた頃だった。
昨日あった色々な事を思い出してまた俺はドキドキしているんだけど、何よりも今日凛華さんと出かけるという事実に対して俺は緊張感が高まっていた。
「やっべぇ、服何着て行こう。流石に俺だってバレるような格好はまずいよな?」
なんて事を考えながらクローゼットの中の服を見ていた。
結局無難な服装に、キャップとメガネで軽く変装をかましてみた。
今日の集合は渋谷に11時なんだけど、俺の家から渋谷までは電車で15分くらいなんだけど、そわそわし過ぎてる俺は10時過ぎには渋谷に着いてしまった。
当たり前だけどまだ凛華さんは着いてなさそうなので、近くにあるス○バに入った。
俺は普段から飲んでるキャラメルマキアートを頼んで窓際の席に座って、スマホを開く。
『ねぇねぇ晴陽くん』
『ん?』
『前見てみて?』
『へ?』
なんのことかわからずスマホから目を離し、前を見る。
そこには、昨日とは違い涼しげなワンピースを身にまとった凛華さんがニコニコしながらこっちを見ていた。
「へっ!?」
俺は慌てて立ちあがろうとするけど、凛華さんはそれを止めてそのまま店内に入ってきた。
「おはよ!晴陽くん、早いねぇ」
「……凛華さんこそ、来るの早くない?」
「んー、晴陽くんとお出かけっていうのが楽しみで早く来ちゃった!」
「お、俺も楽しみで早く来ちゃったんだよね」
「私達仲間だね!!」
「そうだね」
俺は、凛華さんのペースに飲まれてしまっていつもの調子が出なかった。普段ならもっとグイグイ行けるはずなのに、どうしたんだ俺……
「……緊張してる?」
「そりゃ、まぁ緊張はするよな。それに、昨日の今日でこうして出かけるわけだし、俺が節操ないやつだって思われてそうで」
俺がそういうと、凛華さんは笑い出してしまった。
「ふふっ、相手が晴陽くんじゃなければそう思うかもしれないけどね?晴陽くんなんて、そんな性格しておいて女の人とのスキャンダルみたいなの1回も出てきてないじゃない?だから、その辺りの心配はしてないんだー!」
「な、なんか若干ディスられてね?ん?」
「そ、ソンナコトナイヨー?」
「じゃあなんで……そんなに棒読みなのかなぁ!?」
「うわー!怒ったー!!逃げろーー!!」
そう言って逃げようとする凛華さんを追いかけようとしたけど、俺はここが公共の場である事を思い出して踏みとどまった。
そんな俺を見て凛華さんも理解したんだろう。俺の隣の席に座る。
「で、今日はどこ行くの?」
「え、特に決めてないんだけど」
「えー?そんなところも晴陽くんらしいけども?じゃあ私が行きたいところでもいいかな?」
「もちろん、俺は付いてく」
ひとまず俺達は、ドリンクを飲みながら少し談笑する。
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