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アイドルが恋しちゃダメですか?  作者: 神崎あやめ


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5/7

打ち上げ

 控え室に戻ると、すでに出る支度を終えた瑠夏達が俺の事を待ってくれていた。


 「どうだったぁ?晴陽のことだから見つからんなかったとか?」


 「いや、見つけたしなんなら連絡先も交換した」


 「えぇ!?それはまた大胆に行動したね晴陽」


 「てか、聞いてくれよ」


 「「ん?」」


 「名前見たらさ、凛華だって。凛とニアピンかよって思っちゃったよな」


 「それほんと!?」


 「もしかして、凛ちゃんの家族だったりしてね?」


 「そうだとしたら運命とかいうレベルじゃねえって。いや、気まずすぎるし」


 「それもそっかぁ」


 「そんなことになったら面白いけど笑」


 なんて瑠夏と星夜と話していると、澪さんが声をかけてきてくれた。


 「晴陽も出る準備できたか?」


 「もう大丈夫!いつでも出れる!」


 「おっけ、じゃあ俺が店予約してあるから飯食いに行くぞ!今日は俺の奢りだから好きなだけ食ってくれ!」


 「よっしゃ!!」「わーい!!」「ありがとうございます!」


 こうして、俺達4人は澪さんの運転で予約してくれたお店へと移動した。



 「み、澪さん?」


 「ん?どした」


 「ここって、めっちゃ高いとこじゃなかったっけ?」


 「あー、まあ確かにいい値段はするなぁ」


 「めっちゃ気楽な感じで来てたから急な格式高さにビビってんだけど!?」


 「いいんだよ、気にしなくて。個室でゆっくり打ち上げ兼ねてやりたかったし、俺も3人のおかげで結構いい給料もらえてるからな、こういう時にたまに還元したいってもんよ」


 「澪さん……」


 内心ビクビクしているのは俺だけではないようで、瑠夏も星夜も心なしかソワソワしていた。

 だって、ここは1人○万は軽く飛ぶような高級焼肉店だったんだから。

 軽い気持ちで来るような店じゃない。まぁ、年長者である澪さんが気にするなと言うのなら、気にしすぎてもそれはそれで失礼になりかねないので、気にするのはやめて入店し、奥にある個室へと通された。


 「さぁ、今日は何も気にしなくていいから好きなだけ食ってくれ!!」


 澪さんの掛け声に、俺達も気にすることはやめて各々好きなものを注文していく。

 そして最初にドリンクが運ばれると、3人はみんな俺の方を向いた。

 これは俺に乾杯の音頭を取らせようとしてるんだなと理解して、声を上げる。


 「さぁ、今日は澪さんの奢りということで!いつもありがとうございますという気持ちと共に、今日の収録も無事終わったんで、今度は来月からのライブツアーに向けて頑張っていきましょう!!乾杯っ!!!」


 「「「乾杯!!!」」」


 俺達は3人共成人済みなので、お酒を飲み始める。

 ちなみに瑠夏は見た目と裏腹に酒豪と呼べるほどにお酒が強く、俺と星夜はそこそこ、そして意外なのは澪さんがお酒に弱いこと。なので、澪さんはソフトドリンクを飲んでいた。


 「とりあえず、今日の収録もお疲れ様だ!」


 「うっす!」「いぇーい!」「はいっ!!」


 「途中からの晴陽の迫力半端じゃなかったな?」


 「そうなんすか?俺マジで途中から全然記憶なかったんすよね……頭の中が凛のことでいっぱいになってて」


 「それであのパフォーマンスができる晴陽すごいよぉ〜!」


 「そうだよ、少なくとも半年前の晴陽だったら止まってたと思う」


 「それは確かにそうだな。実際ちょっと止まりかけたんだけどさ?流石にみんなに迷惑かけたくないって思ったら勝手に体が動いてたんだよな」


 「さすが晴陽!」


 「そのプロ意識は見習いたいな」


 「ほんとすごかったぞ晴陽。でも、無理はするな?俺や瑠夏、星夜は晴陽と凛さんの関係性も、最後もなんとなくは知ってるからわかるけど、本当にしんどそうだった晴陽のことを見てきてるからな」


 「心配させてごめんみんな!でも大丈夫だ!!」


 「晴陽がそう言うならボクはついてくだけだよ!」


 「僕もだよ、晴陽」


 「まぁ、何かあったらなんでも相談してくれ」


 そんな感じで俺の心配が主になってしまったけど、肉も食べつつそれぞれの話で盛り上がる夜だった。



 「姉さん、いいの?こんな高いお店に連れてきてもらっちゃって」


 「いいのよ、凛華。たまには贅沢しましょう?」


 「やったー!ありがと!!」


 「ふふっ、そういえば今日はStarlight'sの番組観覧に行ったんだっけ?どうだった?」


 「とっても楽しかったよ!!」


 「そう、それはよかった。……晴陽君はどうだった?」


 「今日のパフォーマンスすごかったんだよ!!いつも以上にキラキラしてた!!」


 「そっか……晴陽君、頑張ってるんだね」


 「姉さん?」


 「ううん、なんでもないよ。ほら、いっぱい食べて?」


 「うん!」


 晴陽達の近くで、凛華と姉が食事をしていることをお互いに気づくことはなかった。

読んでいただきありがとうございます!


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