悪夢と出会いと 2
「晴陽ー?スタジオ着いたぞー?」
「ありがとうございます、澪さん」
澪さんの運転でスタジオに到着した俺は、スタジオにいる警備員さんに会釈をして、そのまま建物の中に入っていく。
そして、俺の、俺達の控室を開けると意外にもまだ誰もいなかった。
「あれ、珍しいな俺が1番なんて」
と、思ったんだけど……
「はーるひ?残念だけど晴陽は2番目だよー?」
突然後ろから声をかけられて俺は思わず飛び上がってしまう。
「うぉぇぁっ!?」
「そんなビビること!?笑笑」
「そりゃビビるだろ!急に声かけられたら!」
「んー?いつもの晴陽ならそんなことないと思うんだけどなぁ?……あっ、また凛ちゃんのこと?」
「っ!」
「おっと、まさかビンゴだとは思わなかったや……悪気はないから許して?」
「いいんだよ、悪気ないことくらい俺が1番よくわかってる。今日は久々に夢に出てきちゃったからさ」
「そうだったんだね」
「まぁ、ちゃんと収録はこなすから安心してくれ」
「うん!でも、無理しないで?なんなら今日終わったらみんなでご飯でも行こ?」
「……たまには行くか」
こうして俺のことを気遣ってくれるのは、同じアイドルグループの仲間、二葉 瑠夏だ。こんな可愛げのある名前はしているし、名前通りの見た目はしてるけど男。
正直うちのファン層に意外と男性ファンが多いのは瑠夏が原因だと俺は思う。下手な女子より整った見た目の瑠夏は男の心を掴みそうな見た目でしかないから。
そんな瑠夏と話していると、マネージャーの澪さんと一緒に最後の1人が入ってきた。
「今日も僕が最後かぁ。晴陽も瑠夏も早くない?まだ入り時間15分前だよ?」
「まぁ、俺に関しては澪さんが迎えきてくれたからさ、俺の力じゃないけどな?」
「ボクはこのスタジオの近くに家があるからねぇ。いつも通りに起きて支度してきたら早く着いちゃった!」
「なるほどなぁ、ま、僕も遅刻したわけじゃないからいっか!」
「そうだぜ、星夜。気にすることじゃない」
「ありがと、晴陽!……あれ?また顔色悪いじゃん、久々に見たの?」
「……げっ、星夜も気付くのかよ。そんなに悪いか?俺の顔」
「んん、まぁ良くはないよね?」
「マジかぁ」
どうやら最後に現れたこいつこと、三好 星夜から見ても俺の顔色は悪いみたいだ。
「……そろそろ準備始めろ、3人とも」
「うぃ」「はぁい」「はいっ!」
俺達3人は、メイクさん達にスタイリングしてもらいながら準備を進める。
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