表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真勇者  作者: ホウソン
5/9

難易度3 洞窟探索

「じゃあ行くわよ!」


俺たちは冒険塔で難易度3の洞窟探索というクエストを受けた。

そのクエストの洞窟はウィルエー草原の南西にあった。


「本当にありましたね」


「楽しみだな」


洞窟の中は暗くて何も見えなかった。

メルが松明に火をつけた。


「ちょっと!あんたが持ちなさいよ!」


「は、はい。わかりました」


メルはユウトに松明を持たせた。


「狭い洞窟ね。一体奥に何かあるのかしら?」


「なんかあるだろ」


「確かに、なかったらわざわざクエストにしませんからね」


「それもそうね」


さっきまでうるさかったメルも落ち着いていた。

洞窟を進んでいると後ろから何か音がした。


「なんの音?」


俺らはそっと後ろを振り向いた。


「キーーーーー」


魔物だった。


「これは!洞窟バットです。

洞窟のみに生息している魔物で、普通は群れで行動するはずなんですが」


「なら一匹のうちに倒しちゃいましょ!」


「なら俺が倒すぜ!」


俺は洞窟バットに剣を振った。

だが一撃では倒れなかった。


「こいつ強いな」


「当然よ。難易度3のクエストなんだから、魔物の平均レベルも当然たかいわ!」


「ちなみに、ウィルエー草原のチューラビットは1~2レベルぐらいで、この洞窟バットは4レベルぐらいです!」


「ならもう一発だ!」


俺はもう一回剣を振った。

しかし今度は避けてきた。

そして洞窟バットは俺の右腕に噛み付いてきた。


「いてぇ!」


「大丈夫ですか!?」


俺は噛み付いてきた洞窟バットを振り払った。

右腕には歯跡が残った。


「洞窟バットの歯には毒があります。すぐに毒を取らないと!」


「仕方ないわね!これを使いなさい!」


メルは解毒剤をユウトに渡した。


「まったくしょうがないわね!」


洞窟バットはメルに飛んでいった。


「危ないですよ!!」


「子供扱いしないでちょうだい!!

いくわよ。『コール』」


すると洞窟バットは凍ってしまった。


「何をしたんだ!?」


「私の呪文で凍らせたのよ!」


「すげぇ!!」


「当たり前でしょ!」


メルはめっちゃ照れた。


「レンさん僕達レベルアップしましたよ!!」


「本当か!?」


「はい!ステータスを見てください」


そう言われて自分のステータスを見てみると、確かにレベルアップしていた。

俺とユウトはレベル2になったのだ。


「あ!!新しい技を覚えてる」


「よかったわね。これから使えるようになったわよ」


そんな話しをしていると、後ろから洞窟バットの群れがきた。


「さっきの洞窟バットの群れですよ!」


「マジか!?さっそく使えるじゃん!」


そう言って俺は洞窟バットの群れに突っ込んでいった。


「俺の新技くらえ!! 『火炎斬』」


俺は剣を横に振り、洞窟バットの群れを一気に倒した。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ