表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マイペース異世界災難記(仮)  作者: 紺(空想野郎)
ギルドと本と古き記憶
28/41

22話 純弥と謎と閉ざされし記憶

遅い上に短くてすみません。

「邪神封印できてないじゃんこれ」

俺は本を閉じつつ二人に問う。

「あー、うん。そうだね。僕のスキル『聖典作成』による『過去転写』は、記憶にあることを僕視点で本にする、といった形のものだからね。なぜなのかは分からないけど、その後の事は記憶に無いからね」

「なるほどな。にしてもほんとに長いな。本にして大正解だ」

俺は「でも話すと長くなるし、何より僕達が疲れるし、僕のスキルで本にしたのを読むかい?」と光輝に聞かれたので本を読むことを選んだのだ。いや~、本当に長い。長すぎる。俺の登場回の方が少ねぇじゃねぇかこん畜生。ってそうじゃなくて。

「記憶が無いのに何でこの本が封印されてるって分かったんだ?」

そこんとこどうなのさ。

「俺の空間魔法を使って、ここかどこなのかを調べてみたんだ。そしたらこうでてきたのさ」

闇暗はそう言って何かを見せてきた。そこには


『聖邪典』:聖典と邪典が融合した物。強大な力を持つ何かが封印されている。また、聖邪典自体にも強固な封印が施されている。


と書かれていた。

空間魔法ってこんな事もできるんだな。

「それで脱出方法分からないのか?」

「残念ながらこれ以上の情報は得られなかった」

むー。じゃぁ俺はどうすりゃいいんだ。俺のスキルにいいのねぇかな?

ポク ポク ポク チーン

そういえば超鑑定眼とか言うのがあったな。つかってみるか。

『鑑定』

《鑑定眼の発動を確認。*****による干渉が発生。発動者の意思を汲み取りに成功。情報を限定して表示します》

_______________________________________________________________________________


エリア名:聖邪典(内部)


状態:二重封印


備考:邪神が封印されている物。同じ聖邪典内だが、発動者と封印されている空間が異なっている。時間がたっているため封印が不安定になっている。そのため、発動者と邪神の魔力が共鳴した際に発動者が引き込まれる事になった。聖邪典の力(内部に保有された力も含める)を超える力でスキル等を発動することにより外部への干渉が可能になる。

_______________________________________________________________________________

うん。脱出方法は分かったんだけどさ、邪神と魔力が共鳴したってどうゆう事よ。え、なに俺って邪な存在なわけ?いや確かに否常人イレギュラーだろうけどさ。まぁそれを考えるのは後で良いや。

「なんか考えていたみたいだけど、頭の中でまとまったかい?」

「あぁ静かにしてくれててありがとな。考えていたんじゃなくて脱出方法を調べてたんだ」

「それで分かったのか?」

「おう。一応な」

「まじで?俺の空間魔法より上位のスキルもってんのか。本当に何モンだお前」

「ただの異世界人だっての」

「うん、まぁそこにはもう突っ込まないさ。ところでどうやって脱出できるんだ?」

「聖邪典の力を超える力でスキルとかを発動すれば外部に干渉できるらしい」

「うーん。それは難しそうだね」

「なんでだ?」

三人の力を合わせればいけるんじゃないのか?

「だってそれ内部の力も含むんでしょ?」

「それの何が問題・・・ってそうか、俺達も聖邪典内にいるから内部の力に含まれるのか」

「そういうこと」

「じゃあ難しいんじゃなくて出来ないんじゃないのか?」

「いや、内部の力と言っても生体エネルギーと聖邪光闇の魔法のみの力だから不可能ではないんだよ。別の属性魔法を全力で打ち出せば良い。でも僕達が攻撃で使えるのは聖邪光闇と空間、時間の力くらいしか使えないんだ。聖邪典内はあまり概念が整ってないらしいから、空間と時間の力が上手く使えないらしくてね。何かを調べるくらいならまだしも、攻撃等には使用できない可能性が高い。しかも、長い間邪神や僕達のエネルギーを蓄積しているから、君一人じゃ難易度が高すぎるんだよ」

不可能ではないけど限りなく不可能に近そうだな。聞いてる限りでは、だけど。

「聖魔法と邪魔法をぶつけた際に生じる衝撃波は内部の力に含まれるのか?」

「含まれはしないと思うけど、ぶつかり合う前に大本の魔力ごと持ってかれかねないから多分無理だね」

ああ。気絶した原因はそれか。

「んじゃぶっちゃけ言うと二人は役立たずと」

「本当にぶっちゃけたね。でも、残念ながらそういうことになるかな」

俺一人でどうにかしろと。とんだ無茶ゲーだな。まじどうしたもんか・・・。まぁぐだくだしててもしかたない。何とかする方法を考えなければ。

・・・ここにたまるエネルギー量が俺の出せる最大値より高いのなら、まわりのエネルギーを吸収してしまえばいいんじゃないか?そういうスキルあったっけな?たぶんないな。まぁなければ取得すればいいよな。カモン!異世界人補正!


_______________________________________________________________________________

保持者によるスキル起動命令を確認。対象スキル『異世界人補正』を保持者の理想形へ改造します。

アカシックレコードより情報をダウンロード……

ダウンロードに成功しました。アップデートを開始します。

_______________________________________________________________________________


なんだいきなり!?鑑定眼の時とは違って音声ではなく、ウィンドウ表示なのも謎だし。アカシックレコードとかやばそうな単語でてきてるし・・・

まぁいい。気にしたらきりがない。


_______________________________________________________________________________

アップデートが完了しました。

_______________________________________________________________________________


ちょうど終わったみたいだし、考えるのは後にして今はスキル取得を優先に行動しよう。


_______________________________________________________________________________

スキル『異世界人補正』起動。スキル保持者の使用理由の読み取りに成功。

タイプ〈吸収ドレイン〉の取得可能スキルから現状最適なスキルを発見。

詳細を表示します。


スキル名:暴食グラトニー

効果:スキル所持者より階位の低い存在を喰らうことが出来る技能。喰らったものはエネルギーとして蓄積され、バフや回復等に使用することできる。


種類:大罪系統、原始派生ファースト・オリジン


状態:強制逆戻フォーシング・バック


取得SP:0(選ばれし者のみ取得可能)

_______________________________________________________________________________


なんだこれは。大罪系統ってのは七つの大罪か?そんでもってファースト・オリジンって何だ?意味が重複してないか?取得SPも0っておかしいだろ?等々疑問は絶えないが、そこはもう置いておこう。問題はこのスキルで本当に脱出できるかどうかだ。とりあえず暴食グラトニーを取得っと。

うむ、何か変わった感覚はしないな。まぁスキルゲットしただぇだし当たり前か。大層な名前だからちょっと身構えてしまった。一応ステータスは確認しとくか。


※ステータス確認中※


暴食グラトニーがオフになっていた。てかパッシブ効果もあったんかい。効果の所には書いていなかったのに。

とりあえず暴食のパッシブ効果(だと思われる)によって周りのエネルギーを認識できるようになった。それを喰らうことが出来るかどうかも。その結果この空間にあるエネルギーは全部俺の暴食対象内ということがわかった。

つまりここからようやく脱出できるわけだ。

「もしもーし。聞こえているかーい?」

光輝が問いかけてきた。

「おう、聞こえてるけど、どうかした?」

「いや急に黙りだしたから。というか君急に黙る事多くないかい?」

「まぁ基本マイペースですから」

「「なるほど」」

それで納得するんだ。

「っと、それよりも脱出方法が見つかったぞ」

「本当かい?」

「嘘をついてどうすんだい」

「いやまぁそうだけど」

「で、どうやって脱出するんだ?」

「みてりゃ分かる。『暴食グラトニー』!」

ここの空間にある光輝と闇暗以外のエネルギーが俺に吸収されていく。

てっきり何処かに蓄積されるもんかと思っていたけど、俺の体に蓄積されるんだな。つまるところ、俺の体は常にエネルギーを溜め込んだ状態って訳か。エネルギーもただ蓄積されているだけではなく、なにもしなくても身体強化や回復速度アップが働いているようだ。

さすがにチートすぎやしませんかね?

いやこの世界の基準もまだよくわかってないけどさ。

それを知るためにも早く外に出なきゃか。

手っとり早くこの空間を壊してやろうかと思ったけど、邪神が封印されてるんだよなぁ。

んじゃああれ使うしかないか。ここでは不安定で使えないっていってたけど、魔力とかでブーストすりゃいけるはず。

って訳でGOだ。

「『千里眼』!『転移』!」

瞬間、景色が変化した。

お読みくださり有難う御座いました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ