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第三十節 微妙な視線 安の場合

 ども、客席で観戦中の安でやす。

しかし、旦那はさすがでやす。

まさか、あの津世伊蔵が魔物だったなんて誰にも判らなかったでやす。

でも、控え室では、大変だったでやすよ。

遥子姉さんは、メチャクチャ怒ってるし……

……


「だから、何でいきなり優勝候補なのよ!」

「それは、仕方が無いだろう……クジなんだし……」

「あんた、クジ運が悪過ぎなのよ!」

「いや……そこを言われても……まぁ、まずは偵察に行ってみよう」

それで相手の控え室に向かった訳でやすが、

その時でやすよ! 旦那の顔色が変わったのは。

「そう来たか……なるほどな……」

遥子姉さんは、その様子を見て言いやした。

「まさか……だよね?」

「あぁ……その、まさかだ……」


 控え室に戻ったあっし達でやしたが、その作戦内容は理解できやせんでした。

「私達は、いつもので行くぞ……3人は、他の雑魚をやってくれ」

それだけでやすよ! それに素直に頷く、皆も凄いでやす。


 それで今に至った訳でやすが、お見事でやした。

まさか、あの十字団が瞬殺とは……

二手に分かれたメンバーはそれぞれに連携を組んで、

本当にあっという間に終わってしまいやした。

そして魔物に姿を変えた伊蔵に向かって、間髪居れずに旦那の一閃でやす。

あっしの目は確かだと信じてやしたが、これほど凄いとは思いやせんでした……

この一戦を見て、確信致しやした。

これを逃したら、もう二度とこんな方と巡り会えやせん!

あっしは生涯、勇太の旦那に命を預けるでやす!









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