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歳上か歳下か同い年か二次元か…

作者=谷津の鉄則を崩しました~。



もうね、谷津はネタキャラです。



今回は一般公開の初日が終わった夜の出来事です。


夜なんですよ~。

学校を出た谷津、文雄、芳春の三人は、駅前の広場にあるベンチに腰掛けた。



「ふえ~…疲れた~…」


最初に声を上げたのは谷津だった。


「疲れたな~」


「ああ…疲れた…」


文雄と芳春も疲労困憊の模様。



「ねぇ、今日さ、誰か友達来た?」


谷津が聞いた。


「来てない」


「俺も文雄と同じく」


「やっぱ来ないよな~。あれ?文雄、彼女は?」


去年の文化祭で文雄に彼女がいることが発覚している。


「あ~。あれはもう別れた。それから新しいのもできたけどまた別れた」


「ふえ~。よくぞまあそんな淡々と…」


一人だけ反応が違う男がいた。


芳春だった。


「はっ?文雄彼女いたの?」


知らなかったのか…。


そこから話は恋愛体験談になっていった。


「文雄今までどれだけ付き合ってきたの?」


芳春が文雄に聞いた。


「最初は小6だな。で、すぐ別れて次が中2。まあ、あいつは金があったからな~。その次が中3。で、次が去年まで付き合ってたやつでその後が今回別れたやつ」


「な…5回…」


驚く芳春。


「金目当てはダメ!」


谷津が突っ込んだ。


「歳は?」


さらに深く文雄に聞く芳春。


「最初が同い年。次が7歳上。そん次が一つ下。で、次が二歳上。最後が同い年だな」


「あ~やっぱそういう…。谷津は?」


今度は谷津に聞いた芳春。


「ん~…。最初は小3」


「早っ!え?めっちゃ早くね!?」


文雄が驚いた。


「え?早い?」


「小3は早いよ!」


「早いのか…?まあいいか。次が中3」


「年齢は?」


今度は文雄が聞いた。


「一回目が同い年!」


「おー、谷津頑張ったな~」


妙に関心する文雄。

何を頑張ったんだ俺は…?


「もう一人は○学○年生だな!」


「お前もう喋るなっ!!」


文雄と芳春から同時に制裁を受けた谷津。


「いいか!恋愛に歳の差なんて関係ないんじゃー!」


谷津の叫び。


「もっと歳とってから言え!」


芳春の突っ込み。


「または二次元だ!二次元なら犬耳の少女にコヒョコヒョして『ヒャウン!』とか言わせても問題ないんだぜ!」


「…もっと現実を見ろよ!ここは3次元なんだ!」


文雄がごもっともなことを言った。


「だから!二次元なら何しても合法なんだって!」


「…谷津、もういいから…」


芳春が言った。



「んじゃ、芳春はどうなん?」


谷津が聞いた。


「俺?俺は…一度だけ…。同学年と…」


ボソッと言った。


「ふ~ん。やっぱりそんなもんかえ~…」




少しの沈黙。



それを破ったのは芳春だった。


「女の子の評価基準って何?」


評価基準…。


「やっぱ顔じゃね?性格だ!とか言うやつもいるけどそれは嘘だ!」


文雄が答えた。


「え…。顔より性格なんだけど…」


文雄の意見に反論した谷津。


「性格?まあ確かに性格もあるけど、第一は顔でしょ!いくら性格良くてもブスじゃな~…」


「あ~…それはちょっと…」


芳春も同意。



「顔と性格以外は?」


芳春が聞いた。


「ん~。体型とか?歳とか身長とか」


文雄が答えた。


「あ~。体型か~…。やっぱ体見るよね」


芳春が言った。


「体ねぇ…。お二人さん、やっぱ胸なんですか?」


谷津が聞いた。


「それも無くはないな。大きい方がいいでしょ!」


「文雄と同じだな、俺も」


「はっ?え?ん?…小さい方が…良くない?」


一人意見が違う谷津。


「だから!もう!谷津危なっ!」


文雄に言われた。


「いやいや、体目的で付き合うよりいいよ!」


「誰もそんなこと言ってない…」


芳春が呟いた。




「身長は低い方がいい!」


谷津が言った。


「あ~確かに」


「それはそうだな」


珍しく三人一致した。


「120~140センチくらいだな!例外はあるけど…」


「また強烈な…」


「もうさ、谷津はダメだね…手遅れ」


「まだ大丈夫!」


「いやダメだろ…」




「文雄さ、歳は?上とか下とかある?」


芳春が文雄に聞いた。


「ん~…。どっちでもいいかなー。芳春は?」


「俺もどっちでもいいな~」



二人で盛り上がっている文雄と芳春。



「…俺も話題に入れろよ!」


強行突破に出た谷津。


「だってさ~…因みに、谷津の好みは…?」


「7歳位下!」


「…もういいよ!」


芳春が叫んだ。


「……まーだだよ…」


この発言ではー?何言ってんだ谷津?と言われたのは言うまでもない。





「ふあ~…。何で男子校なんか入ったんだろう…」


三人が感じていた疑問を口に出したのは文雄だった。


「知らんよ…。何か…流れで?」


谷津が答えた。


「共学なら彼女できたのかね~…。でも頭良い感じのとこは嫌だな」


芳春が言った。


「確かに頭良いのはね~…」


「ほえ?頭良い女子は嫌いですか?」


また谷津だけ意見が違う。


「うん。何か嫌…」


「そ?学力低い学校の女子なんてケバいのしかいないってよ?キーキーうるさいって明日来るやつが言ってた」


谷津が言った。


「いや、そういうのじゃなくてさ…。こう…大人し過ぎるのはイヤってこと」


「あ~…。そう?」


「…ダメだ谷津は」


文雄が呆れた様子で言った。


「ダメじゃない!」


反論だけはしとく谷津だった。


「というか将来結婚すんの?」


突然芳春かきいてきた。


「ん~…。しても子供はいらないな~。金かかるし」


文雄が答えた。


「俺も子供は…。そのような行為にも及ぶ気は無いし…」


谷津も続けて答えた。


「あれ?谷津、子供いらないの…?意外…」


「どこまで人変な目で見てるんだ貴様は!」






「…明日で文化祭も終わりか~。出会いのチャンスは明日までか…」


文雄が言った。


「…俺、明日は頑張ろうかな…」


「…あの…。今日頑張って欲しかったんですが…」


この三人の中では一番働いたのは谷津だ。


「…よし!明日はナンパしまくってやる!」

芳春が決意した。


「じゃ、俺も明日は本気でやるぜ!」


文雄も芳春に続けとばかりに決意表明。



「…じゃあ俺も」


「谷津は頑張らなくていいから!!」


二人同時に谷津を止めた。


「はっ?何で?いいじゃん!」


「谷津が頑張るって…。捕まるよ?」


「なっ…!何もしないよ!」



「俺は大学行ったら変わるんだ!絶対付き合ってやる!」


やる気充分の芳春。


「俺も大学行ったら本気出すぜ!」


文雄もやる気だ。


「大学ね~…。あの…ちょっと好みが違う…」


「谷津!!」


「はいぃ…」


二人に突っ込まれて返す言葉が無い谷津だった。




明日の二人の頑張りに期待しながら帰宅する谷津だった。

ひでぇ作品ですわ…。



実際にこれに近い会話が駅前で成されていたと思うとゾッとしますねー。



ではでは!


「我ら科学部!」シリーズもついに次回が最終回となります。


シリーズ完結です。


しかし…。

色々考えた結果ですね…。


五円玉様とのコラボは私側からはこの「我ら科学部!」を出そうと思います。


この小説の最終話は、コラボの番外編ですから飾りたいと思います。


以上、報告でした。


一応、次が物語最終話です。


コラボは番外編ですから…。

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