第二話 光との交わり
別の水晶が、突然強烈な金色の光を放った。
「わっ……! ま、眩しい!」
ざわめきが広がる。
人々の視線が集まっていたのは、
ユウと同じ受験者の少年――アレン・フェルノートだった。
銀髪で、少し緊張したように笑う少年。
見た目はユウと同じく中学生くらい。
ユウとは対照的に、柔らかな光の加護を受けていた。
「あの……君も受験者? 僕はアレン。よろしく」
「ユ、ユウ……。よろしく……」
ユウは思わず、光を纏った少年をじっと見つめた。
その優しい光で昇天しそうになっていると、
突然、審査官が部屋に入ってきた。
「静粛に」
その一言でギルドは静まりかえる。
ゆるく結った金髪に引き締まった筋肉。
冷たい目をした女性監査官――リサ・ハーヴェン。
ユウとアレンをじろりと見渡す。
その特殊な目に鑑定される。
「ユウ・アーカディア……魔力量・S級
そしてアレン・フェルノート……魔力量・S級」
周囲の受験者たちが息を呑む。
リサ監査官は淡々と言い放った。
「二名は規格外。
通常試験とは別に、私が直接監査する。ついてきなさい」
「え、別室!?」
ユウはびくっと肩を跳ねさせる。
「え、あの……僕、普通の扱いでいいんですけど……」
「規格外なので無理だ」
バッサリである。
アレンが小声で囁く。
「だ、大丈夫だよ……きっと優しい人だよ……?」
「いや、絶対鬼だよこの人……」
泣きそうな顔のユウ。
苦笑いするアレン。
こうして闇の少年と光の少年は、
運命の第一歩を踏み出すことになった。
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