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2話 人を不快にさせるのが好きなんですね

 さて、すまない。

 お前はここで死んでもらう。

 死ね!!


 ってスピード速っ。

 これはオノノクスもびっくり。

 勝てんの?これ。

 スピードとか反則じゃね?

 なんか飛んできたし。

 唾か?一応今世は女の子なんだぞ??

 優しくするべきだと思う。

 って!!なにこれ、めっちゃヒリヒリするんだが。

 さすがに速すぎて避けられないし、無理だわ。

 うん終わり終わり。

 舐めてかかるもんじゃないわこいつ。

 

 《スキル獲得。酸耐性LV1を獲得。》


 あっこれ、酸なんだ。

 そりゃヒリヒリするわ。

 でも、そこまでヒリヒリしなくなってきたな。

 あっ、また飛ばしてきた。

 今度こそ避ける!!


 速すぎて無理。

 無理じゃね、これ。

 スピード速いし、とにかくスピードが速い。

 スピードしか取り柄がないやつ。

 避けても、また唾吐いてくるし。

 無理じゃね?

 どうすんの。

 黒炎めっちゃ出せればいいんだが。

 まあ無理。

 多分SPが間に合わない。

 確か300だっけ?

 普通にSP尽きそう。

 どうすれば……。

 逃げるが勝ち。

 そんな言葉があったな。

 ふっふっ、小さきものよ、さらばだ!!!


 逃げきれた。

 これで俺の勝ちだな。


 《称号獲得。逃げ上手を獲得。LV3以下の魔物から逃げたら獲得できる。》


 あらあら、ご丁寧に説明を。

 なにこいつ。

 喧嘩売ってる?

 いい根性してんな。

 クソッタレが。


 ん!ピピ!!魔物発見!!

 あの魔物弱そうだな。

 喰らえ!!黒炎!!!

 やっぱり奇襲だよな。

 奇襲バンザイ!!

 初めて魔物を倒せた!!!

 これでさっきの称号は取り消しと……おーい?取り消せ?


 《レベルアップ。LV0から1へ。

 レベルアップボーナス。

 スキルレベルアップ。黒炎LV3からLV4へ。

 スキルレベルアップ。酸耐性LV1からLV2へ。

 スキルレベルアップ。暗視LV3からLV4へ。

 スキルレベルアップ。混乱耐性LV1からLV2へ。

 スキルレベルアップ。混乱耐性LV2からLV3へ。

 スキル獲得ボーナス。

 鑑定LV1

 崩壊LV1

 熱気耐性LV1。

 この中の1つ獲得できる。》


 おおー!

 崩壊ってやつが1番気になるんだけど。

 鑑定とか弱そうだし、崩壊にしちゃお!

 ていうことで、崩壊で!!


 《……スキル獲得。》

 

 崩壊ってどんな感じだろ。


 《鑑定LV1を獲得。》


 は?え?

 な、なんで?

 え?俺崩壊って……え?

 え、え、え?

 なんで?どういうこと?

 俺今崩壊って。

 ちょっと?運営さーん、不具合起きました。

 修正お願いします!!

 な、なんで……なんで鑑定スキルなの。


 もうやる気ないわ。

 鑑定スキルねえー。

 はあ、まじかよ。

 ない。

 ないない。

 ありえない。

 やっぱ異世界ってクソだわ。

 元の世界が恋しいよー。

 いやこれは夢だ。

 そうだ、そうに違いない。

 そう思いたい。

 選択ミスしたのか?

 いやない。

 はあ、何もしたくない。

 これは数日立ち直れないわ。

 とりあえず使ってみるか?


 《鑑定。壁。》


 はあ、もういいや。

 異世界行ってもこんな不幸起きるなら、もういいわ。

 めんどくさ。

 やる気出ない。

 ラノベ主人公なら、今頃最強になってるんだろうな。

 もう何もしない。

 腹も減らないし。

 そういえば、ステータスで俺???扱いされてたよな?

 人間じゃないんかな。


 《鑑定。床。》

 《鑑定。石ころ。》

 《鑑定。???。》


 俺のこと???言ってるし何者なんだろ、俺。

 まあ、とりあえず自分をレベル上げしよ。

 可愛い子には旅をさせよって言うし。

 俺は相当可愛い顔なんだろうな。

 きっとそう。


 《スキルレベルアップ。鑑定LV1からLV2へ。》


 やったー。

 とはならぬ。

 だって、選択もしてないスキル手に入って喜ぶか?

 喜ぶわけないだろ。

 もう1回泣こうかな。

 どうせ俺は不幸なやつですよ。

 生きる資格なんてないんですよ。

 そのくらい分かってますよ。

 はあ、ダメだ。

 やる気が出ない。

 でもこのままじゃなー。

 それでもなあ。


 いやここは頑張るしかない。

 鑑定は強いってことを証明する!!

 そんなことより、俺だけしか持ってないスキルとかないのかな。

 そういうのほしいよね。

 転生者なんだから、特別扱いしろー!

 そうだそうだ!!

 なにやってるんだろ。


 とりあえず、魔物たちに八つ当たりするか。

 ということで、夏だ!海だ!奇襲だ!!

 この洞窟を地獄に変えてやる。

 この恨み、晴らしてくれるわ!!!!!


 いつの間にか、窒息耐性が窒息無効になってた。

 まあ、こんな二酸化炭素が充満してる空間にいたからね。

 そして俺は、LV1。

 あんだけ戦ったのに?

 奇襲だが。

 まあいい、そろそろ上がるだろう。

 お、いたいた、小さき魔物よ。

 鑑定してみよ。


 《鑑定。魔物LV1。》


 レベルが見れるようになってる。

 それでは奇襲開始!!


 《レベルアップ。LV1からLV2へ。

 レベルアップボーナス。

 スキルレベルアップ。黒炎LV4からLV5へ。

 スキルレベルアップ。暗視LV4からLV5へ。

 スキルレベルアップ。混乱LV3からLV4へ。

 スキルレベルアップ。鑑定LV2からLV3へ。

 スキルレベルアップ。酸耐性LV2からLV3へ。

 スキル獲得ボーナス。

 熱気耐性LV1

 毒水LV1

 王冠。

 この中の1つを獲得できる。

 LV5まで、このボーナスはある。》


 はいはい、ご丁寧に説明ありがとさん。

 毒水でいいや。

 王冠とかろくでもなさそう。

 あとどうせ選択しても、違うのにされるし。

 

 《スキル獲得。毒水LV1を獲得。》

 《スキル獲得。王冠を獲得。》


 前の選択バグのお詫びか?

 そんなことしたって意味はないのだが。

 鑑定で見てみるか?


 《鑑定。王冠:色はランダム。鑑定に失敗。》


 な?よく分からないスキルだっただろ?

 じゃあ毒水は?


 《鑑定。毒水:毒が混ざった水。猛毒ほどではない。》


 俺のスキル全部鑑定してみるか。


 《鑑定。黒炎:黒い炎。よく燃える。》

 《鑑定。暗黒転生:この………スキルは……鑑定の権利を無効化されました。》


 はっ?

 どういうことだ?


 《鑑定。絶望の卵:鑑定不可。》


 はあ、じゃあ称号でも鑑定するか。


 《鑑定。逃げ上手:スピードが早くなる。》

 《鑑定。寒い息:不明。》

 《鑑定。転生者:異世界からやってきた者。》

 《鑑定。呪われた………無効無効不可不可無効不可。》


 やっぱり鑑定スキルそこまでだな。

 まあレベルが低いのもあると思うけど。

 ん、まだ鑑定すべきスキルあるじゃん。


 《鑑定。???:エラー、神への進化に必要なスキル。

 条件のスキルは獲得済み。

 神への進化に必要な称号。

 『絶望の主』入手方法、絶望の卵を孵化させる。》


 えっ?神への進化?

 ちょっと待て。

 早い早い。

 どういうことだ?

 もう一度、ステータスを見よう。


 《種族:??? 名前なし LV2。

 HP:1100

 MP:40

 SP:400

 スキル:黒炎LV5 水毒LV1 暗視LV5 混乱耐性LV4 酸耐性LV3 鑑定LV3 冷気無効 窒息無効 王冠 絶望の卵 ??? 暗黒転生。

 称号:『呪われた者』 転生者 逃げ上手 寒い息。》


 HPは100増えた。

 MPは20増えた。

 SPも100増えた。

 レベル上がるとこんな感じか。

 ま、いいんじゃね。

人に唾吐くとかどんな魔物なんだろう、見た目も名前も気になるね。

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