次章の冒頭を先行UP。
わちゃわちゃと声が聞こえる。
「最新の目撃情報によるとこっちのほうに」
「待ってよー」
「どこだー、どこにいるー」
「ねえ、待ってってばー」
ただの喧騒だ。気にしない。
グルメファンタジア・オンライン内、壱の街の外。初心者エリアである東の平原で俺はこのゲームのシステムを反芻していた。
……ふむ。グルファンにはそもそも「レベル」がないのか。なるほど。モンスターを倒して得た経験値を使って、直接、ステータスの数値を上げると。ふむふむ……。
キャラの育成は各人、かなり個性的になりそうだな。難易度にもよるんだろうけどメインストーリーをクリアできなくなるヒトが多数になるんじゃねえのか、これ。
……俺はどうするか。こないだの植物園を考えると、VITを上げるよりもAGIを上げて相手の攻撃を避ける方が俺には合ってるかもなあ。AGIも上げ過ぎると操作しきれなくなるから少しでいい。したら結構な経験値が余るか? どうする。
「み、みつけたーッ!」
「ちょ、ちょっと……ひとりで先に……行かないで……」
さっきから一際うるさい子たちが何かを発見したらしい。
……何だ? レアタイプのツノウサギでも居るのか?
「シキトー!」
「……は?」
振り向くと一人の女の子――のアバターが俺を強く指差していた。
「ええと……どちらさまで?」
「知ってるんだから! 大好きだったのに! アンタのせいで、ボーダー・リバーの親子丼が食べられなくなっちゃった!」
……変な倒置法は止めてくれ。一瞬、身に覚えの全くない元カノかと思っちまったじゃねえか……
*正式公開版では加筆修正どころか全くの別物になってる可能性もあります。
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一区切り。諸事情により夏場の執筆が出来ません。次回更新は早くても秋以降になります。
また自分ではどのお話も「おもしろいの思いついたぞー!」と思って書いてますが、文章力が駄目なのか、そもそもネタが面白くないのか、出来上がったお話はどれもなかなか……。
今回の話も自分では面白いぞーて思って書いてますが一度、間を空けると「……面白くないかも」と必ず思うでしょうから、もっと面白い新作を書くぞー!と、もしかしたらこのお話はここでブチンと切れてしまうかもしれません。
もし「続きを書けー!」「先を読ませろー!」と思っていただけましたら「いいね」「ブクマ」「評価」を是非ともくださいませ。活力になります。
あ、思い出した。実際、別サイトで読み切りを書いた時、嬉しいコメントを頂いて、次の日だったかな、ソッコウで続きを書いたら、どうもそれは駄目だったらしくて反応が……笑 ということがありました。
続きが御期待に添えられるかはまた別の話になってはしまいますが、よろしくお願いいたします。




