ムカつく時ほどスローペースで
*通常の患者さんには、常に丁寧に対応しています
仕事をしていると、イラッとする患者さんに遭遇することがあります。
保険証を投げつけられる、書類を渡すときの並べ方が気に入らないと文句を言われる、声掛けしても無視される等々。
非常識な態度を取る患者さんに出会うと本当に嫌な気持ちになりますし、対応したくないんですよ。
そんな時どうするか。
気持ちとしては最小限・短時間の対応で済ませたいです。
しかし、私はあえて時間をかけて対応するようにしています。
嫌な人だという認識をしてしまうと、細かい所で雑な部分が出てきて、その結果ミスが起きる確率が上がります。
嫌な人にこそ、時間をかけて丁寧にやるよう念じながら対応します。
なにかを受け取る時、ゆっくり手を差し出してみたり、お釣りの小銭をトレーに置くとき、静かに置いてみる、無視するのならゆっくり近づきながら名前を連呼する。
ちょっとだけ動作をゆっくり、しかし確実にミスなくやったことを記憶するようにしています。
私は、やりたくないことは早く終わらせたいがためにスピードをあげてしまうことが多く、結果ミスをしてしまうことに少し前に気づきました。
そこでこのやり方を実践してみたら、ミスが一気に減りました。
ミスは患者さんとのトラブルに繋がりますので、ここを減らせれば結果的に嫌な患者さんへの対応が短くなります。
また、ゆっくりを意識することで、自分がやったことの記憶ができていることが多いです。
後々患者さんとのトラブルになった時、「聞いていない」「貰っていない」と言われても、その患者さんへどんな対応をしたか、その時どんなやり取りをしてどうなったかをしっかり説明できるようになりました。
そこまで細かく患者さんへ出来事を伝えるとほとんどの方は納得されますし、物が無いというトラブルでは、後々患者さんのカバンの中にあったという事が何回かありました。
どんな仕事でも嫌な人への対応や嫌な事をやらないといけない時があると思います。
そんなときほどスローペースをおすすめします。