偉大なる始まり
「あのお方は死んでしまったのでしょうか?」
「泣くなジャンヌ、せっかく顔も台無しだ」
泣く少女と小太りの中年が教会に私の事を話をしていた
「そうですね、あのお方も他の世界でも頑張っています
私がメソメソしてても何も始まりません、
私はあのお方の後継者になります…」
ちょっと昔の話をしよう、
俺は偉大な魔術師だった。ある時は大地を削り、
ある時は海を作った、そしてある時には偉大な偉大な魔王軍と戦い
偉大な功績を出した
しかし今、私は化け物に襲われている。
なぜ化け物という抽象的な表現したのかについては
後ろを見ていないから、
いやこれはそもそも後ろを向くと足が遅くなるし、
後ろを向くと獣ではなく本当に化け物だとペースが狂う
したがって
絶対に怖がってなどいない神に誓っていえる絶対にだ!!
「神から見てもあなた怖がっていますよ」
見えたのは可憐でスレンダーな少女
俺をここに転生させた憎しむべき絶壁こと
絶望の絶壁、略して絶壁こと女神
すぐさま女神は何かをとなえ後ろの猪たちを塵に帰した
ここでのジャングルの生活は数日立っていた、獣どもに
ボッコボッコにされ..
俺の偉大なるプライドは粉々になっていた
「良かった化け物じゃなくて猪で....」
安堵の声をあげる元偉大な魔術師、
正直自分でもここまで弱気になってるとは思わなかった
そして俺はあることを女神に聞いた
「どうしてここでは魔法が使えない?」
「ここは拳の世界、魔法という存在がないから出せない」
この世界ではどうやら魔法を出せない
それに魔法の棒で魔法をとなえても棒が
1秒単位で爆発してしまう
俺は絶壁を問い詰めた
「なんでこの世界に転生させた、俺は魔法が使えなかったら
カスいやゴミ虫、同然だろ」
「いやこういう世界に行きたいとあなたが言ったじゃないですか!!」
「確かに言った、だけど、だけど手加減と言う物があるだろ」
ぐちぐちと俺たちは言い争っている、
とても不毛な時間だった
「ちゃんと魔法の概念がある世界に転生させてあげますなら
今度からちゃんと態度を」
グサッと音がした、
なんと女神の腹が何者かが貫いた
そしてそこに突然、表れたのは白い毛皮の猪ともいいがたい化け物だった
その巨体はあまりに、でかかったのだ、
図体はずんぐりと太っている
その肉体は腐臭の匂いがし
筋肉か脂肪かわからない肉は見る者を不安にさせる
人間風情が語るのもおこがましいが
猪ではなくただの化け物だった
すぐさま俺は体制を変え一旦逃げた
「ハァハァ」
これで逃げるのには体力を使うな、
今までここ数日は逃げていたから体力は逃げる程度についている
あの化け物は猪風の見た目をしている癖に運動不足の私より、
ちょっと速い程度
逃げきれるのは雑作もない
逃げきれ、逃げきれ、逃げきれ
あの化け物から速くそして速く逃げきらなければ
木をつたり、そして速く速くあの化け物より速く
草原についた
2日前に追われていた時に草原に偶然入り込んだ時
ある事に気づいた
なぜか、猪どもはこの草原に入ると逃げていく
理由は知らないが、
この法則をたどればあの化け物も当てはまるだろうな、
しかし、この時、ある考えが走る
あの化け物は本当に猪なのか何なのか
明らかに今までを見ると猪の特徴ではない
「それにあの女神は生きているのか...」
女神は治癒の能力が飛び抜けている
時間が経てばまた直るはず
このまま逃げれば
しかしそれで良いのか?今俺は逃げているのだが
誰からも天才と救世主と言われ
プライドの塊と言われた
それは俺の誇り
俺は偉大な天才魔術師だった...
自分の自制心と生存本能が歯止めをしてくる、しかし
キキッと音をならし態勢を180度回転する
「これは俺のプライドを賭けた戦いなんだ、女神の生存とか
どうでもいい!!」
しかし一体どうやってあの化け物を倒すか、
まず相手の眉間を狙う
しかし俺の力では気絶するほどのパワーは得られない
「そうだ、」
俺はバックの中から魔法の棒を取り出した
「これで爆発すればいい」
この魔法の棒は俺が魔法を出す時1秒で爆発する
爆発の威力は魔法によって一切変わらない
約1秒ぐらいのスピードで爆発する
それ+詠唱で0.5秒ぐらい時間がかかる
1.5秒かかる
「さあ来い化け物、潰してやる」
俺は化け物に向かっていく
もう魔法の棒の予備もない、どちらにせよ失敗すると死ぬ
俺という天才はここで死ぬかもしれない、
でも死んだらこの程度だっただけ
「天才はどんなことでも一流だ」
化け物は向かって来る俺に怯んだ
きっと俺のように向かってくるやつは
ほとんどいないかったのだろう、だけどそんな
グズ共と俺は違う
詠唱を唱える
猪の化け物も向かってくる
その時は俺は真横の木を登りパルクールのような態勢
で飛び猪の体の右側に飛び乗り
棒を眉間に突き刺した
爆発まで0.8秒の所で俺は振り落とされ猪にぶっ飛ばされた
やはり俺の力ではむりがあった
だが俺の勝ちだ
「だいじょうぶ、魔法使いの人
猪が倒れて」
「まさかあの化け物をやったの」
「絶壁、俺は魔法のある世界に行かなくてもいい」
「俺は魔法があるからダメなんだ、
俺はここでも偉大な人間として生きる、魔法使いではなくてな」
ここ数日弱虫が板についていた
魔法が使えなくて逃げまどっていた
だが俺は天才だ、適応してやるこの環境で
「いや、あの」
「僕の名前は、グリス、フィールド
君が聞く前に言ってしまったなアッハハ」
「起きてますよ、猪…」
俺は決して後ろを見なかった




