M 沖縄の別荘にて
友人作。
S著書ver.
in沖縄別荘にてー
「『ー!!!!!!!ーひょおおおおおおおおおおおおお〜‼️‼️‼️愛しの我が子〜〜〜‼️‼️^^^^^^^^^^』」
別荘の自室の扉を開けるなりMは「愛しの我が子」こと「サソリデザインの椅子」というなかなかな趣味の"愛椅子"にむかって飛びついてボディを撫で回し、これまたなかなかに見せない満面の笑みを見せた。
そうしてゆっくりと人差し指を"サソリ"の足の部分にスライドさせる。
「ーム…やはりいない間に任せていた家政婦さん達にはちと刺激強かったかな…(最近でかい仕事がなくて予算下げてたから少し安めの人雇ったし仕方ないか)ブツブツ…」
そういいながら細かいところに少しホコリをかぶってしまっている"我が子"に開き直ったようにまた笑顔で声をかけるM。
「ーーんーーーーまあいっか!!!!!!実はあんまり綺麗すぎても寂しいなって思ってたところだし…。ーよーし!今日のために専用の磨き油買ってきたからちょっとまっててねん〜♪」
そういって軽やかな足取りで別荘前に置いてある荷物の山を目標に自室を後にする。
(ー実はサソリ椅子はそんなにハイテクなわけではないし、本拠地の'うちの子たち'に勝てるスペックは持ち合わせてないーーーーー…でも仕方ないじゃんね〜^^)
「なんてったって一目惚れして拾ったんだもん♪」
Mの足取りは一段と軽々しくなるのだった
ちゃんちゃん