MS Mの部屋でごろごろ
ほのぼの。
M「は〜...今回の新刊も大変よろしゅう...」
ベッドの上にて。Mが新しく出た漫画をもぐもぐと読み漁っていると。
S「ちーっす邪魔するで」
Sが来た。
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M「いきなりどしたの」
S「んーなんとなく」
M「そっかぁ」
Mは変わらずごろごろ、Sは来るなり持っていたビニール袋を放置し、カーペットの上にころんと転がった。
S「あ〜...やっぱMんとこのカーペットがいっちゃんもふいわ...」
M「せやろ〜、長毛のカーペットはもふいんやで」
でも切り替え期間過ぎるとただのペタつく板になるんやで、丁度長毛の入れ替えってのはなー、とMが語り始めたところでSは意図的に音を遮断した。
M「〜〜でなー、」
S「あー、うん、そだね、ウン^^;」
S「あっ、もういっかなっ;」
M「くさ。w」
その辺からやっと体を起こし、ゲーミングチェアに腰掛けるM。
M「さーて、この部屋に来たからには何か面白いネタを...?」
メガネを光らせながら問いかけるM。
S「いや、まじでなんとなく来た」
それを分かっていたかのようにぶった斬るS。
M「...んー!そっか!ゆっくりしてけ!!」
S「(草)」
そして、各々やりたいことをやる、謎の二人なのであった。
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M「そーいやここの資料さ...」
S「あー、はいはい...あ、ここの記入ミスね、ごめんなさいね」
M「んー、修正しとくよ」
S「マ?あざ」
S「!そういえば前話してたさ、あれ」
M「んーーー!考えてきた!これやろ!」
S「うわっ、すげぇまとまってる」
M「あ、いつものS世界展開されてますね〜すき(写メパシャパシャ」
S「あっ、撮るな撮るな^^;」
M「あ、饅頭あるで、食う?」
S「もらう。(即答)」
M「冷えた抹茶でいいならあるよ」
S「もらう。(即答)」
M「ww」
S「笑うな。」
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S「あ〜...このカーペットから離れたくない...」
すっかりMに甘やかされてgdgdのS。
Mも、こうして自分を信用してgdってくれるSを見てのほほんとしている。
M「日光も入らん、温度も適切、光るのは僅かな照明とモニターのみ...我ながら素晴らしい環境だよね」
S「いやガチそれ...」
Mも遂に床にごろんとなる。
実はこのカーペット、カーペットと言うより床全体がカーペットなのだ。
S「このカーペット、張替えとかどーやってんの」
M「え、机を機械で持ち上げて剥いでくっつける」
S「ん〜、ソッカ。」
Mの部屋は既に壁や床に色々なものが同化しており、動くのはどうも机と椅子のみらしい。
S「おまえも中々に特殊な部屋だよな」
M「いやぁ〜、たはは」
S「褒めてないよ自覚して^^」
M「滅べこのやろう^^」
そうこうしていると、微妙に光っていたモニターに通知が入る。
M「ワ?...あ、もうそんな時間ですか」
Mはマウスをカチカチと操作し始める。
S「ご予定ですか」
M「えーっとデスネ...ちょっとイベントを走らなきゃ行けなくて...」
Sがチラ見すると、チャットルームのメッセ数が大変な数字になっていた。
メンバー、と表示されているところには。
S「えー、リスのアイコン。ナポレオン。ポケ〇ンのサト〇。それに人参か。人員把握。」
M「Sも入る?」
S「いやっ、こんなゲーマーの中に私はいいかなっ」
M「そっかぁ、」
すると、いきなりディスプレイの中から声が。
『Mー?ちょっとー?時間すぎてるんですけどーっ』
『もうほっといて俺らだけでやろーぜ』
『そーしよそーしよ、ね、T』
S「騒がれてんな」
M「やねぇ...まだここにいる?」
S「いや、お邪魔になりそうだからまた今度来るわ」
M「あいよ、またな」
S「じゃな」
『Mー!?オンラインなのに無視しないでくれるー!?』
M「あー、ごめんごめん分かったってゆるして」
S「www」
M「じゃな」
S「ん、」
『Mーッ!!!』
M「はーいっ」