表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

MS Mの部屋でごろごろ

ほのぼの。

 M「は〜...今回の新刊も大変よろしゅう...」


 ベッドの上にて。Mが新しく出た漫画をもぐもぐと読み漁っていると。


 S「ちーっす邪魔するで」


 Sが来た。


ーーーーーーーーーーーーーー


 M「いきなりどしたの」

 S「んーなんとなく」

 M「そっかぁ」


 Mは変わらずごろごろ、Sは来るなり持っていたビニール袋を放置し、カーペットの上にころんと転がった。


 S「あ〜...やっぱMんとこのカーペットがいっちゃんもふいわ...」

 M「せやろ〜、長毛のカーペットはもふいんやで」


 でも切り替え期間過ぎるとただのペタつく板になるんやで、丁度長毛の入れ替えってのはなー、とMが語り始めたところでSは意図的に音を遮断した。


 M「〜〜でなー、」

 S「あー、うん、そだね、ウン^^;」




 S「あっ、もういっかなっ;」

 M「くさ。w」


 その辺からやっと体を起こし、ゲーミングチェアに腰掛けるM。


 M「さーて、この部屋に来たからには何か面白いネタを...?」


 メガネを光らせながら問いかけるM。


 S「いや、まじでなんとなく来た」


 それを分かっていたかのようにぶった斬るS。


 M「...んー!そっか!ゆっくりしてけ!!」

 S「(草)」


 そして、各々やりたいことをやる、謎の二人なのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーー


 M「そーいやここの資料さ...」

 S「あー、はいはい...あ、ここの記入ミスね、ごめんなさいね」

 M「んー、修正しとくよ」

 S「マ?あざ」



 S「!そういえば前話してたさ、あれ」

 M「んーーー!考えてきた!これやろ!」

 S「うわっ、すげぇまとまってる」

 M「あ、いつものS世界展開されてますね〜すき(写メパシャパシャ」

 S「あっ、撮るな撮るな^^;」



 M「あ、饅頭あるで、食う?」

 S「もらう。(即答)」

 M「冷えた抹茶でいいならあるよ」

 S「もらう。(即答)」

 M「ww」

 S「笑うな。」



ーーーーーーーーーーーー


 S「あ〜...このカーペットから離れたくない...」


 すっかりMに甘やかされてgdgdのS。

 Mも、こうして自分を信用してgdってくれるSを見てのほほんとしている。


 M「日光も入らん、温度も適切、光るのは僅かな照明とモニターのみ...我ながら素晴らしい環境だよね」

 S「いやガチそれ...」


 Mも遂に床にごろんとなる。


 実はこのカーペット、カーペットと言うより床全体がカーペットなのだ。


 S「このカーペット、張替えとかどーやってんの」

 M「え、机を機械で持ち上げて剥いでくっつける」

 S「ん〜、ソッカ。」


 Mの部屋は既に壁や床に色々なものが同化しており、動くのはどうも机と椅子のみらしい。


 S「おまえも中々に特殊な部屋だよな」

 M「いやぁ〜、たはは」

 S「褒めてないよ自覚して^^」

 M「滅べこのやろう^^」


 そうこうしていると、微妙に光っていたモニターに通知が入る。


 M「ワ?...あ、もうそんな時間ですか」


 Mはマウスをカチカチと操作し始める。


 S「ご予定ですか」

 M「えーっとデスネ...ちょっとイベントを走らなきゃ行けなくて...」


 Sがチラ見すると、チャットルームのメッセ数が大変な数字になっていた。


 メンバー、と表示されているところには。


 S「えー、リスのアイコン。ナポレオン。ポケ〇ンのサト〇。それに人参か。人員把握。」

 M「Sも入る?」

 S「いやっ、こんなゲーマーの中に私はいいかなっ」

 M「そっかぁ、」


すると、いきなりディスプレイの中から声が。


 『Mー?ちょっとー?時間すぎてるんですけどーっ』

 『もうほっといて俺らだけでやろーぜ』

 『そーしよそーしよ、ね、T』


 S「騒がれてんな」

 M「やねぇ...まだここにいる?」

 S「いや、お邪魔になりそうだからまた今度来るわ」

 M「あいよ、またな」

 S「じゃな」


 『Mー!?オンラインなのに無視しないでくれるー!?』

 M「あー、ごめんごめん分かったってゆるして」

 S「www」



 M「じゃな」

 S「ん、」


 『Mーッ!!!』

 M「はーいっ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ