7話 ステータスの詳細
この話はステータスの詳細を分けずに載せたので少し長くなりました。
後から出てくるスキルとかの詳細はその都度載せていきます。
はぁ、吸血鬼、わたし、吸血鬼になっちゃったのか……。吸血鬼ってあれでしょ?
人の血を飲んで生きていく種族のことでしょ?
私、人の血を飲んで生きていかなきゃいけないの?
えぇー、血なんて簡単にもらえるわけないじゃん。
ここ異世界だよ?
いやそもそも、日本、地球でも無理だけど………。
襲うのはちょっとやだな。
献血用の血とかってあるのかな?
ん?あれ?
私、吸血鬼なんだよね?
じゃあ指輪になんでご飯入ってるの?
吸血鬼でもお腹ってすくのかな?
ステータスの詳細とかないのかな?
私はそう思い、ステータスを凝視しながら、ぽちぽち種族名とかスキル名とかを押してみた。
神祖吸血鬼:神祖吸血鬼とは、神により作られ、遣わされた吸血鬼である。神に近しい能力を持つ。人の血を飲み生活するもののこと。なお、不老ではあるが、絶対に死なないとかはない。ある程度、いや、人であれば死んでいるような怪我をしても、生きてはいる。だが、己の身にある血がなくなれば死ぬ。しかし、神祖であるため頻繁に血を摂取しなくても良い。まず血を流しすぎない限り血を求めることはないため、普通の人間とあまりというか全然変わらない。食事は普通にとれるし、睡眠もとれる。なにも食べなくても寝なくても生きていける。お腹がすくこともなければ、いっぱいになることもない。血の接種は、魔物でも魔獣でもできる。人間の血よりはおいしくないが、飲めなくはない。
………………!
わお、詳細見れたよ。
ていうか、神祖すごいね。
神に近しい力持ってるんだって〜
すごいね、本当にすごいねぇ〜
お腹すかないしいっぱいにもならないんだー。
何も食べなくても生きていけるって便利だね!
現実逃避はやめよう。
神祖は普通の吸血鬼とは違うんだねぇー
…………。
…………………。
他の詳細も一応見ておこう。
能力のことは知っておいたほうがいいもんね!
ジョブ:職業みたいなもの。就くジョブによって得られるスキルなどが変わります。LVによって就けるジョブの数が変わってくる。
HP:生命力。大体の人は0になると死んでしまう。吸血鬼、しかも神祖であるあなたは、あまり関係ない。しかし0になると全身筋肉痛になっているみたいに痛みが走ったり、思うように体が動かなくなったりするので気を付けてね。
MP:魔法などを使うときに必要なもの。全身にまとうことによって、身体強化が可能になる。技能次第で部分強化もできる。LVや個人の能力によって最大量が変わってくる。
LV:ステータスのレベル。レベルが上がることによってステータスの数値が変わっていきます。
力:自身に宿している力。この数値が高ければ高いほど重たいものが持てたりします。
敏捷:行動するときの速さ。この数値が高ければ高いほど速く行動できます。
体力:行動できる時間の長さ。この数値が高ければ高いほど長く行動できます。
知力:自身の賢さ。この数値が高ければ高いほど、使える魔法の難易度が上がったり、考える時間や速さが上がったりします。
魔力:使った魔法に含まれる威力、一度に放できる量。高ければ高いほど高威力の魔法を放つことができる。しかし、MPがこの数値に見合わなければ、魔法の質や威力が落ちます。
運:自身の運を表す。この数値が高ければ幸せを、低ければ不幸をもたらします。LVが上がることによって上昇することもある。
パッシブスキル:自動発動スキル。ここに表示されるスキルは自動で発動されます。
アクティブスキル:手動発動スキル。ここに表示されるスキルは、自分が発動したいと思わなければ発動しません。
固有スキル:ジョブの効果では覚えることができないスキル。基本的に個人特有のスキルです。稀に後天的に覚えることもある。
刀術:刀を使えるようになる。上限がないため結構色々な事ができる。
索敵:周りにいる者の位置や人数などが把握できる。上限がない為、索敵範囲をどこまででも広げられるが、やり過ぎれば頭がキャパオーバーになりすごい、すごいすごい頭痛に襲われることになる。
罠発見:仕掛けられた罠を発見できる。上限がない為、どんな罠でも発見できるだろう。
全状態以上無効化:全状態異常を無効にする事ができる。コレがあれば毒など飲んでもくらっても関係ない。
HP回復速度上昇:HPの回復速度が上昇する。回復速度は個人のLVに左右される。
HP自動回復:HPが自然に回復していく。自分のHPの約1%/秒回復する。
MP回復速度上昇:MPの回復速度が上昇する。回復速度は個人のLVに左右される
MP自動回復:MPが自然に回復していく。自分のMPの約1%/秒回復する
魔力回復速度上昇:魔力の回復速度上昇が上昇する。回復速度は個人のLVに左右される。
魔力自動回復:魔力が自然に回復していく。自分の魔力の約1%/秒回復する
料理:料理がうまくできるようになる。このスキルがあるのと無いのとでは美味しさ変わってくる。
刀技:刀を使った技が使えるようになる。上限がない為色々な技ができるようになる。
看破:鑑定の上位スキル。上限がない為、どんなステータスでも見る事ができる。
隠蔽:ステータスを偽造できる。上限がない為、ほとんどこの隠蔽が破れはことはないだろう。
罠解除:発見した罠を解除できる。上限がない為、どんな罠でも解除できる。
時空間魔法:時と空間を操ることのできる魔法。座標さえわかっていればどこにでも転移もできる。結構な魔力を消費する代わりに時を止めることすらできる。
神聖魔法:神か神に近しいものしか持っていない魔法。結界とかも張れるし、回復魔法はすごい効果を発揮する。腕すらも再生できるし、ほとんど死にかけの者すらも元気にさせられる。うまく扱えれば死者蘇生も夢じゃないかも……?
異界眼:異世界からやってきた者に与えられるスキル。神にしか見えないものが、見えるかもしれない。看破では見破れなかったものが見える…………かは使用者次第。そのほかにも能力があるが、これも使用者次第で、使えるかどうかは不明。(能力の種類:鑑定眼、千里眼、精霊眼など……)
鑑定眼は相手のステータスや武器の性能を鑑定することが出来る魔眼。
千里眼は遠くを見ることが出来る魔眼。建物を無視してみることもできる。
精霊眼は精霊を見ることが出来る魔眼。
再生:そのまんま。切断された腕とか、切られた傷口とかが勝手に治っていく。まぁ、痛覚はあるので怪我は痛い。治るけど、自己犠牲はあまりお勧めしない。
吸血:血を喰らうものが持つスキル。この固有スキルは吸血鬼のみが保有している。アクティブスキルに吸血を保有している魔物はいる。相手にかみつき血を吸うことができるスキル。ブラッディーソードなどの武器を使い間接的に吸血することも可能である。