4話 指輪の中身は? 2
…………。
は?
いやいや、何でこんなに色々あるわけ?
なんか、もうどこから突っ込んでいいかわかんないや……。
食料は底が見えないほどあったよ(中身は見てないけど、量が表示されないくらいに大量にあった。)?
これ無くならないよね?…………たぶん。
というか、よくそんなに用意できたよね。
お金だって10億円ぐらい入ってるんだよ?
いや、これ本当どうすればいいの?
こんなに使わないでしょう?絶対に!
なんか一瞬でお金持ちになっちゃったよ……!
この指輪誰かに奪われる前提で入れてるよね?
え、絶対誰かに奪われる前提だよね!?
それに奪われても戻ってくるなら、余計に奪われる可能性あるってことだよね。
服も10着ずつとか、多すぎ!
そんなに使わないでしょ!?
せめて5着くらいでいいのに!
てか、何で刀が二刀もあるんですか?
龍のブレス受けようが、どんな攻撃を受けようが、傷一つつかないすごい武器なのに、何で二刀あるの!?
ポーション類は1,000個ずつ……。
私、それだけやばい状況に追い込まれるってことですか?
え、やだ、死ぬとかはないけど、死にかけるとかはあるの?
いや、むしろ死にそうな状況に追い込まれることもあるってことでしょう?
だって1,000個だよ?
普通そんなに使わないじゃん!
絶対死にそうになったりとかするんだよね!!
いや、むしろ、死にそうな状況にならないとしたら、こんなにポーション類入ってるわけないよね……!
あー、なんかもう突っ込む気が失せるわ!
まぁ、正直ありがたいから文句とか言える立場じゃないけどね?
いやでも、これは多すぎでしょう!
少しは自重しようよ、アランくん。
私にどれだけお金かけてるんですかね?
私にしか使えない指輪とか、最早アーティファクト級以上じゃないですか!!
誰もが欲しがるよ、この指輪!!!
国すら動かせそうなほどの価値ありそう……。
うわ、そう考えると怖い。
だって、刀も、誰もが欲しがるような代物だし。
龍のブレスを受けようが、どんな攻撃を受けようが、傷が一つつかないものなんですよ?
欲しがる人いないわけないじゃん!!!
そもそも、何でこんなに高性能かつ強大なものが一つの指輪に入ってるんですかね?
しかも二刀だよ、二刀!
いや、一刀入ってるだけでもやばそうなのに、二刀しかも、対のものまで……!
アランくんに色々聞きたいこととか言いたいこととかあるけど、会えないからなぁ……。
まぁ、でも……
「ありがとう………アランくん。」