タイトル長ぇよタコ!
はい。タイトルで言いたい事の趣旨は全て言い切りました。後は持論を展開するだけなので、暇な人は読んでいってください。
度々、なろうつまりはネット小説と一般の小説とで比較がされていますが、この"タイトルの長さ"も、重要な相違だと僕は思っています。というのも、なろうを普段利用している人なら絶対に分かってもらえるでしょうが、なろう作品はタイトル長すぎる気がするんですよね。目を引くためという理由があるのかもしれませんが、同じようなものが多すぎて全然目を引かれません。
もちろん、言いようにもよれば、タイトルの長さも個性です。かのギネスにも載った有名な漫画が、そのインパクトを狙ってタイトルを長くしたのはあまりにも有名であると思います。しかし、個性も溢れれば没個性というもの。さらに言えば、対して珍しく無くなった個性は邪魔でしかありません。
タイトルが短い小説の方がありふれてるじゃないか! と、反論する人もいるでしょうが、そもそもタイトルが短いことの方が主流なんです。〜〜な俺が〜〜して〜〜みたいなのは異質だと、改めて感じて欲しいところです。
しかし、ここまでの話は、先ほども言いましたが、流行なのかそうではないか、個性的なのかそうではないかの話です。なぜ、僕がタイトルが長すぎる小説をよく思っていないかを読者の皆さんに伝わってもらうには理由が弱い気がします。ですので、ここからは筆者の個人的な意見ではなく、同じ創作者として意見を言いたいと思います。
オチ考えられてる? って話です。少なくとも、書籍化を狙いたい作者なら考えられていないといけない部分です。言ってしまえば、小説の心臓です。ここが曖昧になっていると、小説という名の生まれたての羽ばたいた鳥は、着地点を見失ってあらぬ方向へ進んでしまいます。その結果、蛇足をだらだらと書き足して、〜〜までは良かったなどと言われてしまうのです。
そして、そのオチと深く関係しているのが題名、つまりはタイトルです。ちゃんとしたオチを考えられているから、テーマがあるからこそタイトルはつけられるものです。
さらに、言わずもがなですが、タイトルは作品の見た目、人で言うところの容姿です。「あの人は良い人なんだよ」って言われても、あの人の見た目が金髪鼻ピアスだったら首を傾げてしまうでしょう。
是非とも、カッコいいタイトルをつけてあげましょう。それだけで、あなたが大事に育てている小説の輝きは何倍にも増します。
繰り返しになりますが、タイトルは小説の概要を説明する場所ではありません。その物語を総括してつけるもの、キーワードがそこには本来あるべきなのです。
最後に、 読者の皆様もタイトルだけでなく、あらすじを見てやってください。ほら、タイトルの下の部分を少し押すだけじゃないですか。めんどくさがらずに見てください、お願いします。作者はあそこにも全力をかけています。
このエッセイが伸びるかどうかは分かりませんが、これを読んでくれた作者様が、読者様が、素敵なタイトルをつけたり、あらすじを読んでくれるようになってくれたら僕は幸せです。
完結している作品なら、読者様にタイトルを考えてもらうのも一つの手かもしれませんね。
いつの日か、なろうの更新欄に素敵なタイトルが並ぶことを期待しています。
タイトルについては、最近名前はよく聞く映画を参考にしました。反省はしていません。