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初香島

この小説は未成年向きです。

というのも、中学生がメインになっているので、という訳ではないのですが、学生向きの小説になっております。


解りにくい説明をすると、大人になってから駄菓子屋さんにあまり行かなくなるのと同じで、子供のテリトリーに大人は自然と近づかなくなるものです。


なので、おそらく、未成年向きです。



第一章 一話



中学生という時期はなんとも微妙な時期である。



個人的に思い描くところ、とにかくなんでもできる自由な年頃ではないかと思ったりするんだけど、実際問題現状で資金的、情緒的、身長足りない的にできないことや未成年てことであんなことやこんなことができなかったりしちゃったりする訳で、かと言って「成人まで待ちますよええ」と潔く待てる年頃でもなくタバコを吸ってみたり、アダルティックマガジンを速読してみたりと様々なジャンルへ頭角を伸ばしていく地域密着型の小さな子供、それが中学生だったりするのではないかと。勝手ながら思想めいたことを考えたりしたのであった。



さて、我がエリート進学校・・・でもなんでもない普通の山ン中にある中学校「横峰中学校」は、

『ワタシは昔バスケットをやっていて背番号四番だった』と自称+自画自賛する身長160センチの校長率いる、なんとなく中学校やってます的な、のほほんとした自然あふれる学校である。


事件らしい事件もなく、あったといえばちょっと前にこの学校名の由来である「横峰山」で山火事のような焚き火程度のボヤがあり、地域住民がバケツリレーでもせんかとばかりに意気込んでいたのだが、2分も経たない内に火は消し止められたのでバケツリレー大会はせずに済んだ。

事件でもなんでもない。



学校が山の上にあるが故に授業や部活が終わると皆こぞって下山するわけで、下山すると山の麓にあるサビレた商店街を皆が練り歩く。

とはいっても駅周辺はいっぱしに栄えているし、夜になればキャバクラのオネーサンも客引きをするくらいの街の規模ではある。

それが同級生のお姉さんだったりすることは秘密にしておこう。


デートなどもそこら辺しかないので誰と誰が付き合ってるなんて情報は聞きたくなくても学校中、いやむしろ近所にヤクルトを届けるオバちゃんだって知っているかもしれない。やはり世間は狭かった。



ところで、そんなちょっと廃れた商店街有する我が愛しき横峰中学も、夏になれば経費削減に躍起になってる経理のバーコード頭のオジサンも渋々捻出せざるを得ない事態がやってくる。




そう、夏季強化合宿である。



こんな田舎中学でも全国に誇れる部活動がある。

何を隠そう、我が陸上部長距離男子と女子バスケ部である。

我が陸上部の長距離男子は毎年全国でトップ3を争うほどの強豪校として名を馳せている。

市大会、県大会なんてのはアウト・オブ・眼中(死語)なーんて言ってたのは実は去年までの話で、今年の2年、1年は横峰中学創立以来のクソ弱小もやしチームになってしまった。面目ない!

とはいえ3年生はこの最後の大会でヤッホー全国制しますとばかりに意気込んでいるので、ま、それはそれで応援したいし、これがせめてものクソ弱小チームからのもやし的プレゼントなのだ。




そして対する女子バスケ部は、これまたどーゆーわけか「将来プロ目指してますか?」と聞かずにはいられないほどの、全国バスケットボール中学生大会女子の部で何度も優勝する実力を今もなお衰えることを知らず、高校から引き抜きの為に視察がきたりテレビや雑誌の取材がきたりと、とにかく雲の上の部活である。羨ましいよのう。


ここまでの強豪校に育て上げたのは他でもない顧問の織田という英語教師であり、他校からも【横峰のG.T.O.】という異名で通るほどの名監督として広く知られている。



一方、男子バスケ部はというと地域的に男子の出生が少ないということもあって、毎年部員が揃わず廃部状態となっている。



ちなみに1学年6クラスあるうち俺の1クラスは32名いるが、内21名女子である。

しかも割りと人気の高い女子が揃っていて、女子バスケ部の数名もいたりする。

夏は男女ともポロシャツを着用し、男子はグレーのズボン、女子はグレー生地にチェックのまことに可愛らしい装飾が施されている。

個人的にはセーラー服着用を激しく希望したいのだが、そうは問屋がおろさず冬は寂しくブレザー着用となる。




2学期後半になるといやでも期末テストが、俺たちの暗澹たる表情をニヤケ面でみる意地の悪い教師に、たくわん石を足にくくり付けて中部太平洋のマリアナ海溝にあるチャレンジャー海淵に沈めてやろうかと俄かに目論んだりするのだが、資金的、時間的、身長足りない的(以下省略)なことを頭の中でトレースしたのち、期末試験終了後の晴れやかな夏休みのバカンスを夢みて、とりあえずこの山場を越えることが先決だと率直に思ったのである。



期末試験中は部活動もなく『頭は体操カラダは休息』などと称して午後はファーストフードでのんびりテスト勉強、とは無関係の少年マンガ等を読んでは部活仲間と時間を幾度となく潰した。



そして試験最終日、歴史とリスニングテストを終えたのちのホームルームで、担任の草壁(56歳)が「陸上部はH.R終了後部室に集合するようにとのこと」をお経を読むかのようにのんびり伝え、それを聞いたこのクラスで陸上部員の俺と次期部長最有力候補のテルヒコ(通称:テル)そして女子長距離の一人、真弓は有難いお経を胸に部室へ向かったのである。





陸上部の部室はグランドの端、校舎本館を正面に見て左隅に設置され、その横にはかつて我が陸上部の栄光の証である男子1500m日本記録樹立記念碑ががあり、見た目、それなりの部外者を受け付けないような風格と歴史ある部室になっている。



ところが今日は違っていた。

記念碑が何処かのどこぞのエスパー少年に破壊されたわけでなく、

部室が謎の宇宙テロ組織に占拠された訳でもなく、

はたまたグラビアアイドルグランプリ決定戦を開催しているわけでもなく。




―――女子バスケ部員が陸上部室を占拠していた―――



「先生、事件です」

と思わずアタマに浮かんだ単語をデリートし、教室から一緒に移動してきたテルヒコ、真弓、俺は顔を見合わせた。




「おまえら〜早くこいよーっ」

間抜けな声の主、陸上部の顧問、近藤がポカンとした3人の俺たちを見て声をかける。

隣には横峰のG.T.Oがいるではないか。




この顧問の近藤は工業大学でたて横峰中学陸上部就任2年目の若い男の顧問である。

事あるごとに「ときめきメ○リアル」という恋愛シュミレーションゲームの話題を取り上げ、恋愛の巨匠かのような寛大な言動で、なかば強引に設定をときめき色に変えようとする万年彼女いない組の象徴ともいえる男なのである。

ところが周りの生徒はこの異端者のびっくりするくらいオープンなところが功を成したのか、なかなか面白い先生だと好評を呼び、いまではすっかり人気者である。




それはさて置き。

一体なんの騒ぎかと思いきや

「夏休みの合宿についてだが」

とB4のプリントを片手に織田が凛とした声で話し始める。

織田の一声一声はなんとも背筋がのびそうな、あくびも我慢せんといけないような、表情と並んで、貫禄のあるものだ。


部室前には陸上部長距離男子2年と1年の3名それに女子数名、

そして女子バスケ部1年2年が集合していて、これはこれで異様な空間である。



「あのーセンセー」


唐突に、場の空気を読めない陸上部2年の適度に無言キャラ森田があの織田に突撃するではないか。

いいぞ、少年。


「後にしろ」と瞬殺されたのは言うまでも無く、ただ弁護してやるならこの場の皆が思っている「何故ここに女子バスケ部?」ということを聞きたかったのだろう。

が、なにしろあのKY森田だ。

この世で1番ピーターパン症候群の予備軍とされているといえば誰しも理解できるであろう。

しかしただのピーター森田ではない。

時々超瞬間的に天才的な発想を繰り出してくる、ス○イムがマダ○テを覚えるくらい又はファ○ナルファンタジーの全てを越えしもの並の衝撃を皆に与えるのだから侮れない。

だが通常モードだといつもどこでも空気が読めないピカチュ○の電気ショック程度のやつでしかなかった。





そんな女子高生のスカートの長さが膝下何センチにするのが最も美しいかと議論する男子校の教師くらいどうでもいい話題は置いておき、グレート・ティーチャー織田並びにときめきティーチャー近藤から発表された事項は次のとおりである。





こんなつたない小説を読んでくださり、読もうとしてくださりありがとうございます。

作者は小説を執筆するのが初めてなので、文法や様々な執筆技術がなっておりません。ごめんなさい。

連載なので執筆頑張ります。


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