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俺とオーガとおかしな世界  作者: 壬崎菜音@壬生菜
第一章 おかしな世界
3/11

俺と背中の憂鬱要因

 校庭のとある一角に、白衣を着た望月先生とその先生の生徒達である俺達は集合している。傍には体育祭で使われているテントに、教室からもってきたであろうカーテンをくっつけたという、簡易的な部屋が設置されているのが見える。


「というわけで、各自が何と混ざってしまったのかこっそりで良い。私に教えて欲しい」


 色々と現在の状況を説明していた先生が本題に入った。触手でにゅるんにゅるん事件で真っ赤に染まっていた表情はいつも通りのキリッとしたソレに戻っており、教師らしく仕事に勤しんでいる。

 教師である彼女は、“自分は人と混ざっている”と少し前に宣言していたが、見た目が完全に普段通りなので疑う余地も無い。他にも過半数程度の生徒は見た目が一切変化していないが、見えない部分が変化している場合もあるから一概には人とくっついたと断言は出来ないと思う。

 さて、ここで一つ問題がある。これまで極力――いや、何が何でも考えないようにしていたが、俺はとある生物と混ざっている。自分が何と混ざったのか言うのは良いのだけれど、実際に見られるのは割と抵抗がある。涼太のことを散々いじり倒した俺の言える台詞ではないと思うけど、正直男としてコレはありえないのだ。割と真面目な話、大人で口が堅い人ならば良いが、生徒連中にはどう間違っても見せられない。だいたいどうなるか予想がつくからだ。ちなみにここまでバレなかったのにはそれなりに理由があり、ソレは一応隠しておける。かといって、ずっと隠しておける類の物でもない。流石に透明なわけではないのだから。

 どうしたものかと困り果てながらも考えていると、既に先生による生徒への聞き取りが始まっていた。望月先生は簡易的に作られた一室の中に待機しており、出席番号順に一人ずつ生徒が入っていく。ちなみに、俺は涼太の次……なのだが、涼太は動けないので俺が先に言って聞いてみようと思う。

 しばし周囲のクラスメイト達と雑談していると、いつの間にかそれなりの時間が経っていたらしく、俺の番――正確には涼太の番なのだが――がやってきた。「じゃ、いってくるわー」と友人達に伝え、いざテントの中へ。

 

「ん……次は長谷川じゃ……ああ、あれじゃ動けないか」


 首をかしげていた先生は、すぐに涼太が動けないのを思い出したのか、納得したかのような表情をしていた。むしろ無理矢理思い出さないようにしていたのかもしれない。


「はい。え、っと、涼太連れてきますか?」

「いや、大丈夫だ。何と混ざってるのかは見ればわかるし、どんな行動をするのかは身をもって思い知ったからな……」


 苦虫を噛み潰したかのような表情になる彼女だが、少し頬が赤い。残念な事に年上趣味はないので、そんな表情をされてもときめくことはないのだが。


「さて、では姫川。早速だが、何と混ざったのか教えてほしい……のだが、聞いても良いかな?」


 遠慮がちに問いを投げかけてきた。まぁこういった問題は人によってはデリケートだったりするので当然のことかもしれない。


「はい、大丈夫です。ええと……グリフォンです」


 俺の記憶で言うと、グリフォンっていうのは、鳥とライオンだか何かをくっつけたような伝説上の生き物。俺が知ってるのはその位だ。ゲーム何かではちょろっと出てきたりする場合もあったりはするから名前くらいは知っているが、その程度。どういう伝説があって、どういう生き方をしていたのかとか、そういうのが書いてありそうな文献は読んだ事がない。気になって調べるのは大抵ゲームで出てきた武器や防具だ。


「ふむ……グリフォン、と……名前くらいは私も知っているが、詳しくは分からないな……そっち系は専門外だからなぁ」


 先生は書類に何やら記入をしつつ、俺の質問に答える。実際、この先生が伝説だとか、幻想的な物語に登場するような生き物に詳しそうなイメージはない。小難しい専門書とかは読んでそうだけど。


「ふむ、何か身体に変化は?」


 ああ、やっぱりそうくるよなぁ。と、このまま終わるのを期待していた俺だが、それも無駄に終わった。


「…………翼が」

「……つ、つばさ? その割にはいつもと変わらないみたいだが……」


 俺には翼が生えている。それもかなり巨大なヤツ。


「制服の下にあるんです。かなり小さく折りたためるので、特に目立ちはしないんですけど」


 普段と変わらないのは、つまりは折りたためるためだ。翼の部分にある骨と骨がくっつくくらいに柔軟で、数段階にわけて折りたたむ事が出来る。それと同時に、さほど骨が太くないので、制服であるブレザーを着てしまうとあまり目立たない。だいぶ窮屈ではあるけれど、翼を広げた状態を見られたくないので我慢するしかない。


「なるほど……しかし背中には翼とは……見せてもらうことは出来るかな?」


 相変わらず書類に記入を続けていたが、少し気になったのか、顔をあげて先生が言う。


「……やっぱり、気になります?」


「そりゃ気になるさ。興味本位ではなく、自分のクラスの生徒の事だからね。これでも色々と心配してるものでね。ああ、無理にとは言わない。イヤならイヤで構わないよ」


 興味本位であれば絶対に見せたくはないが、生徒の事を知るということであれば、見せてしまうのも良いかもしれない。見ただけで何となく俺がイヤがっていると言う事をわかってくれるだろう。


「わかりました。そのかわり、誰にも言わないでくださいね」


 俺はそう言いながら、制服のブレザーに手をかける。ボタンを外して上着を脱ぎ、ネクタイを緩める。


「当たり前だ。私を誰だと思っている」


 ところがどっこい、英語の先生は口が軽いんですよ。と愚痴りつつも、Yシャツへと取り掛かり脱ぎ捨てる。シャツを脱げば、背中の肩甲骨の辺りに小さく小さく折りたたまれた一対の純白の羽根が見えるはずだ。


「よ、っと……えっと、見えますか?」


 シャツを脱いで先生に背を向ける。

「ずいぶんと小さく畳めるのだな……む、背中に痣が出来ているぞ?」

「あー、まぁ……色々とありまして」


 痣の事は適当にはぐらかしつつも羽根を揺らして翼を広げる。窮屈に畳まれていたせいか、晴れやかな開放感が俺を包む。


「ふぅ……こんな感じです」


 翼をバサリを大きく広げる。翼をピン、と大きく伸ばすと、その全長は俺の身長に届くか届かないかという所までになる。自分にもこの翼を畳むメカニズムという物がよくわかっていないが、翼を折りたたむ時に骨と骨がぴったりくっつくほどに柔軟に関節が動くのだけはなんとなくわかる。自分の一部なわけだしな。


「ああ、なるほど……何となくイヤがっているようなのが理解できたよ」

「はい……」


 朝、外に出る前に鏡を見て俺は思ったのだ。「これじゃグリフォンじゃなくて天使じゃねえか」と。グリフォンは何となくかっこよさげなので大いに結構。名前を出すのも構わない。でも、見た目天使じゃ男の子としてはがっくりだ。せめて純白のふわふわの羽根をやめてくれと言いたい所だけど、どうしようもない。

 俺が心底この翼の事を忘れたかった原因がコレ。まるで天使のようだからだ。男からすれば、天使のようなんていう言葉は褒め言葉にもなりゃしない。


「ということは、もしかして飛べたりもするのか?」


 と、先生が疑問を投げかけてきた。確かに飛べればさぞ楽しそうだ。カーチャンが空を飛んでいる時正直羨ましかった。


「いえ、それが……飛び方がよく分からないんです」


 そう、おれは翼が生えちゃってるのに飛べない。もしかしたら、俺と混ざったグリフォンは、ニワトリと何かの下半身を持つ伝説の飛べない珍獣だったのではなかろうか。羽根だって何故か真っ白だし、意外と当たってるかもしれない。あるいは、グリフォンっていう名前のコカトリスかのどっちかだ。と、どうにもこの事を考えるとネガティブになる。


「ふむ……空想の生物の部分の使いこなし方にも個人差があるようだな……しばらく飛ぶ練習をしてみれば、もしかしたら飛べるようになるかもしれない。そうガッカリすることでもないさ」


 先生は俺が少し落ち込んでいるのを見抜いたのか、そう慰めてくれた。これまで生徒の話しを聞いたりした上でそう感じたのであれば、おそらくはそうなんだろう。となれば、これはもう練習するしかない。人目の無い所で、とおまけがつくけれど。


「……そう、ですね。頑張ってみます」


 イヤがっていても仕方が無いし、生身で空を飛ぶなんていう未知の領域にいけるかもしれないのだから、メリットもあることを素直に喜ぼう。


「よしよし、そのいきだ……っと、そういえば」


 ふと、何かを思い出したらしく、話題が変わった。


「痣で思い出した。少し前に違う意味で空を飛んでいたが、大丈夫だったか? 翼は運よく無事みたいだが」


 確かに翼を広げている状態で見ても翼は何ともない。運が悪ければぐちゃぐちゃになっていたかもしれない事を考えると、今更だが背筋に寒気が走る。


「少し背中が痛む程度ですから大丈夫ですよ」

「ん、そうか。気分が悪くなったらすぐに言いなさい。それじゃあ、時間もかかってしまったしこの辺りで終わりとしようか」

「はい」


 翼を小さく折りたたんでから服を着なおし、若干疲れ顔で友人たちのいる場所へと戻ることにした。俺の事はもう良いとして、春生さんは一体何と混ざっているんだろうか。それが今はちょっと気になる。

 

 

 友人達の所へと戻った俺は、輪のような形になっている所へと混ざり地面に尻を付けて雑談に花を咲かせた。

 俺の順番が終わってから少し経つと、他の連中も色んなヤツが色んなモノとくっついてるのに安心したのか、自分がいったい何と混ざったのか教えあったりしているグループも結構いたりした。かくいう俺のいるグループもそう。例えば、オークと混ざった八百屋の息子の田中や、校庭にくる途中に見かけた顔だけトラな加藤。触手な涼太は置いておくとしても、俺と仲の良い連中はファンタジーな生物と混ざっているヤツが比較的多い。なかでも一番驚いたのが佐藤だろう。なんでもダンジョンゴーレムとかいう超巨大ゴーレムと混ざったらしく、俺って超でかいんだぜ! なんて自慢していた。よほど身長が低い事を気にしていたのかもしれない。

 しかし、なんででかいことにみんな気付かなかったのかというと、ダンジョンゴーレム特有の機能として、コミュニケーション用の人によく似たゴーレムを作る事が出来るとのこと。それでわからなかったわけだ。このゴーレムはどうやら生きた大迷宮らしく、腹の中に超巨大なダンジョンを作ること出来るそうなのだが、なんとも順応性の高いやつだと関心させられる。作れるのは迷宮に限らず、ダンジョンだけあって防衛用のモンスターや冒険者ホイホイな武器の生産も可能という至れり尽くせりらしい。俺としては、「あれ? 佐藤ちょっと身長伸びた?」くらいな印象だったおかげで相当びっくりした。髪の色も肌の色も全く今までの佐藤と同じなのに、身長だけがちょっとだけ大きくなっていたからだ。もっとも、それは佐藤が作ったゴーレムだったわけだが。そんな佐藤はただいま腹の中でダンジョンを作っているらしく、後でこれで遊ぼうぜ! と笑っていた。この状況を楽しめるヤツがいるとはちょっと予想外。確かに生きたアトラクションと考えると楽しそうではあるが、迷ったら一体どうするのだろう。ヤツの腹の中で自給自足生活は勘弁してほしい。付け加えると、ゴーレム佐藤の本体は学園の真下にあるらしい。あるというか、いると言った方が良いのかもしれないが。

 そんな一風変わったクラスになってしまったうちのクラス。そんな俺のクラスでもっとも注目されたのは、この学園で一番のイケメンと誉れ高い鈴木だろう。苗字はいたって平凡だというのに、顔はそれはもう非凡だ。ニコリと微笑むだけで大抵の女子は落ちるのではないかといわれたほどの超イケメン。そんな彼は……マグロだった。校庭に行く途中で見かけたリアル半魚人、あれが鈴木。別のグループだったのだが、彼のいるグループから「えぇー!?」という声が聞こえたので駆け寄ってみると、彼は足の指を使って「すずきです」と器用に地面に文字を書いていた。女子が数人泡を吹いて失神していたのは言うまでもないことだと思う。ちなみに彼は肉屋の跡取り息子だ。親父さんには頑張って欲しいとおもう。

 さて、今の状況はというと、今日はどうやら授業どころじゃないというのは事実だったようで、生徒達の状況や何かトラブルが起こっていないかどうかなどを聞いて書類に書いた程度でお開きとなった。明日からは一応様子を見つつも特にお上からの通達が無ければ通常通りの授業をしてみよう。という事になっているようで、生徒からの盛大なブーイングがあった。そんなささやかな抗議も、望月先生の一睨みで即消沈。そんなこんなで、だいぶ早いが下校の時間なのである。



「涼太、帰ろうぜ」


 と、他の生徒――主に女子が帰った辺りで縛り上げられた触手男に声をかけた。もちろん女子が居なくなったのを確認した所で縄は解いてやった。しかし、こいつもこいつで、縛られているのに慣れたのか、後半はぐるぐる巻きに縛り上げられた触手を器用に折り曲げて正座している辺り順応性が高いように思う。


「ああ。早く触手に二次元のよさを教えなきゃいけないしな!」


 それは心底どうでも良い。

 

 のんびりと校門へと向かって歩いていくと、そこには春生さんが誰かを待つようにぽつりと立っていた。ひとまずその場に涼太を待たせて、一人で春生さんへと声をかけることにした。


「は、春生さん、こんなところでどうしたの?」


 まさか彼氏を待ってるわけじゃないよな。と、軽く心配になりながら声をかけた。もしもそうだったら俺は明日からどうやって生きていけばいいのだろうか。


「あっ、あの……瑞樹くんに朝の事を謝ろうと思って、待ってたの……」


 と言いつつ、ちらりと触手を方に目をやった。どうやら、あの卑猥生物の事が気にかかっているみたいだが、それも頷ける。春生さんは触手の魔の手から逃れる事が出来たが、一度捕まったが最後、先生と同じような目にあうかもしれないのだ。


「り、涼太っ! 悪い、ちょっと春生さんと話があるから」


 どうせなら、春生さんと少しでも話したいので、涼太には申し訳ないが先に帰ってもらおう。待たせておくのも悪いし、彼女も涼太が近くにいると落ち着かないだろう。あと、ちょっと俺が恥ずかしい。


「ああ、そういう事ならしかたねーな」


 と、物分りの良いイケメンは、空気を察して納得してくれた。涼太は触手の射程距離内に春生さんが入らないように、校門の端っこから外へ出ると、片手を軽く振ってこちらに挨拶をしつつ、そのままゆっくりと坂を下っていく。


「あ、ありがとう。瑞樹くん……長谷川くんの事は嫌いじゃないんだけど……あれはやっぱり怖かったよぉ」


 春生さんは心底ほっとした表情で苦笑いをしていた。


「むしろ怖くなかったら、そっちの方が問題だとおもうよ」

「でね……その、さっきは本当にごめんなさいっ! 背中、だいじょうぶ?」


 一転して、彼女は深々と頭を下げた。


「うん、もう大丈夫だよ。ほら」


 と身体を軽く捻って痛くないのをアピール。ほんとはそこそこ痛いのだが、こういうときは我慢するのが男ってもんだ。


「よかったぁ……あの、ほんとにごめんね」


 と、何度も謝ってくる。そもそも怒ってるわけじゃないんだから、そう何度も謝られても困る。そりゃあ何度も何度も吹き飛ばされたら怒るけど、まだ一回だ。何よりこうやって春生さんとお喋りが出来るんだから、ある意味運が良い。


「ほんとにもう大丈夫だからさ……あ、じゃあ……その、お詫びを兼ねて一緒に、帰らない?」


 勇気を出して誘ってみた。彼女が拒否をしにくいように言う辺り俺も小物だなぁ、と思ってしまうが、堂々とお誘いするほどの勇気も無いので仕方が無い。


「うんっ、私でよかったら喜んでっ」


 ニコッと屈託の無い笑顔が眩しすぎて、思わず目がくらみそうになった。もっと正々堂々と誘えばよかったと軽く後悔。

 

 俺と春生さんの出会いというのは、特別運命めいた物が有ったわけでは無かったけど、ほんのちょっとした事ではあっても、運命を感じるような出来事というのは一応あったりする。

 それは去年の三学期のときのことだ。本当にごく普通でありがちな事だけれど、たまたま席が隣になった事で、彼女と話す機会が出来た。お互い珍しい苗字だったのもあり、そこから自然と話が膨らみ、お互いが苗字と名前にコンプレックスのような物を抱いているという事を知った。御堂というどうにも可愛くない苗字と、姫川というなんか可愛い雰囲気の漂う苗字。春生という男のような名前と、瑞樹という女っぽい名前。逆だったらよかったのにねぇ、なんて話をすることで、ちょっとだけ仲良くなれた。それから少し経ち、最初の頃よりもほんのちょっとだけ仲良くなった俺達は、お互いが苗字が好きじゃないという理由から、名前で呼び合おうという事になった。何故かは未だに分からないが、同じ悩みを持つ友人のような物が出来て、お互いにテンションが上がってたんだと思う。もうその頃には春生さんを好きになりかけてた俺は、内心飛び上がりたいほど嬉しかったのは言うまでもない。勿論最初は恥ずかしすぎて、とてもじゃないけど呼ぶことは出来なかったけど、それも少しずつ慣れてきて現在に至る。

 そんなわけで、こんな女っぽい名前にもたまにはメリットがある。自分ではデメリットにしか感じない物も、時としてメリットになることもあるんだな。という事をそのときに学んだ。まあでも、デメリットはやっぱりデメリットはどこまでいってもデメリットなのである。

 それより、背中にある白いヤツの事は忘れて、今は春生さんとの二人っきりでの下校を思いっきり楽しもう。

 抜けるような青空に、少しだけ飛んでみたくなる本能を抑えつつ、校門を二人肩を並べて通り過ぎていく。

 幸せな一時を満喫しながらも、俺はこれから始まるおかしな学園生活が少しだけ不安だった。

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