あの頃なら
掲載日:2026/07/16
少しだけ、うれしいことがあった
いたずら好きなキミだから
つい、聞き逃した言葉を
その口ぶりで
自分なりに再生した
「それが言いたかったんだ
それならもっと前に・・」
わたしは過去に
そんなことを言われたことがあったな、と
思い出し笑いをした
何がおかしい・・
不思議そうに見ていたキミに
あの頃のわたしを重ね合わせた
やっぱり、あの頃もずっと
真剣だった
好きすぎて何も言えなかった
ただ、いつでも誘ってよ、と
それは都合の良い
自分のことだけを考えた思い
当然に離れてゆくよね
両想いでも
いま、となりにいる人は別のひと
あの頃の好きの絶対量を
わたしはあえて
比べたりはしない
比べても意味のないこと
ようやく分かり始めてきた頃だから




