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第6話:第1部 寂しさが導いた出会い(6人目の彼女・コンカフェでの出会い)

孤独を埋めるために、私は夜の街を彷徨うように飲み歩いていた。会社でも家庭でもなく、誰かと笑い合える時間が欲しかった。ただそれだけの理由で、毎日酒場をはしごし、知らない人たちの会話に耳を傾け、時には隣の席の人と笑い合った。そんな生活を続けているうちに、偶然たどり着いたのがコンカフェだった。


初めて足を踏み入れたとき、独特の空気に少し圧倒された。明るい照明、楽しげな音楽、そしてカウンター越しに笑顔で接客する女性たち――まるで別世界のようだった。普段は無口で、心を開くことが少ない私も、この場所では自然に笑えてしまう。最初はただの暇つぶしのつもりだった。夕方から閉店までの時間をここで過ごし、誰かと話すことで孤独を紛らわせる。だが、その時間は次第に、私にとってかけがえのないものになっていった。


ある日、その店で一人の女性と出会った。大学に通いながら働いているという彼女は、年下らしい明るさと笑顔を持ち、初対面でありながらも人を引きつける魅力があった。愛嬌のある仕草や、楽しそうに話す声に、自然とこちらも笑顔になってしまう。話してみると、物怖じせずにこちらの話に耳を傾け、会話が途切れることがない。初めて会った瞬間から、なぜか心が軽くなるような感覚があった。


私は正直、彼女に恋をしていたわけではなかった。ただ、孤独を埋めるために必要な存在だった。彼女と過ごす時間は、どこか温かく、日常の疲れを忘れさせてくれる。夜の街の騒音も、酒のアルコールの味も、彼女の笑顔によって柔らかく包まれるような気がした。初対面でありながら、親密さの芽生える瞬間を感じ、自然と店に通うようになった。


それからというもの、私は週に何度も店を訪れるようになった。彼女と話すこと、それだけで満たされる時間。お互いの些細な話や、笑いあえる時間の積み重ねが、私にとってはかけがえのないものだった。深い恋ではないが、この小さな関係が心を支え、孤独な夜を埋める灯となったのだ。


そしてその出会いが、この先の私の時間を少しずつ変えていくことになる。偶然のようで必然だったこの出会い――孤独の隙間に差し込んだ、小さな光の始まりだった。

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