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春の吹雪  作者: いずか
2/11

煙草と灰皿

 


その手の中から

こぼれ落ちる


わたし達の時間


「もう何本目?」


灰皿に押し付けよく笑う



「細くて長いのもアリだけと、太くて短いのも悪くないな」


最後の一本


まだ余ってる



こんな短い距離なのに


熱いそれは

あなたに届かない


こんな短い距離なのに


あなたは

わたしにふれようともしない



あなたを包み込めるような人に

なれるとは思ってない


わたしはただ

あなたを受け止められるだけでいい


こぼれたあなたを

残さず全部わたしが受け止めるから


細くてもいい


ながくながく…


 


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