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第9話 どうしてこうなったのよぉ〜?

私は今最先端の記者と言ってもいい。


烏真 友里恵


という私のペンネームは世界に知れ渡るだろう。


なぜなら世界初のダンジョン探索の同行放送が決定されたのだ!


なんか、交渉役の人には


「まぁ、うん…頑張ってくれ、使えるところ10分あればいい方だと思ってくれ」


とか言ってたけど、なんか部下からエベネットと呼ばれていたけどコードネームというやつかしら。

小さな声で「なんであいつらだけじゃなくて一般的な部下すらその呼び名するの?」って泣いてた気がするけど。


そして、当日。


合流を果たす。


あの5人が…


明らかに周りから慕われてるあの男の子がきっとリーダーだわ!


にしてもみんな若いわね。


「え、あー俺じゃないんでこいつに頼みます」

「ちょっ、おま!俺に何を押し付ける気だ」

「この人がリーダーなんで」

「またそう言う役割かよ!」


なんか、全て押し付けられた感半端ないけど、私も仕事、容赦はしないわよ。


「ダンジョンってどんなところなんですか?」

「えーっと、罠があって危険?…あれぇ?なんか他にもあった気がするのに」


すごい困った表情をしている。


にしても罠があって危険なのね。


「どんな罠があったんですか…」

「えーっと確か落とし穴と…まだあったはず…えーっと落とし穴と…落とし穴?」


なんか、落とし穴に恨みでもあるのかしら。

と言うか、やばい忘れた!とか言ってるけど大丈夫なのかしら。

普通そんな大事なこと忘れるのかしら。


「魔物とか言う化け物が出るそうですが、そちらについては大丈夫なのですか?」

「はい、大丈夫ですね。うちは精鋭中の…精え…「あ、やば!藪蛇つついた!」「主人殿〜!!!」哲平!お前は大人しくしろと何度言ったらわかるんだ!」





なんか、狼の魔物に投げられてるけど大丈夫なのかしらあの子。

あ、黒髪の女の子が速攻で倒した。


「それで、魔物についてですっけ?このように完璧な対処ができてるため大丈夫です」


え、あ、はい。


後ろで


「俺はとまらねぇからよ…だからよ…止まるんじゃねぇぞ」


とか言いながら倒れてる人がいるけどツッコミを入れたら負けな気がしてきたわ。

てか、さっき吹っ飛ばされた子よね?だいぶ余裕そうなんだけど…。


もう何が正解で間違ってるか分からないわ。



結果、危機感を煽り切れない内容が多く、使用できたのは十分に満たなかった。


どうしてこうなったのよぉ〜。

ふふん、俺たち取材もされて鼻高々!

ん?てれ。び?ってなんだよ!?

とにかく、いつも通りということだな。

な、まさか今度は手強い敵が来るみたいだ。

これに俺も逃げることができないな!

次回『第10話 結局は何も変わってなくね?』

記憶と技術の中に、我々は生きている!リリース!

誰か!助けてくれ!

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