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第20話 後処理は任せた

「そんなものがあるならなんでも先に出さなかった」


なんか、エベネットが頭抱えてる。

彼の手にあるのは一本のビデオテープ。


「いやぁ、勝てるか怪しかったし。撮るのは当然でしょ?」

「死ぬ気だったのか?」

「まさか、そんな俺とカツジで帰還して他は…どうにかしたから…うん」

「チッガキが一丁前に背負うなっての」

「ひっどお!これでもちゃんとガキなんだけど」

「そっちかよ!」


そのビデオテープには今回のドラゴンとの戦闘の一部始終が記録してある。


もし俺たちが負けても情報を持ち帰る予定だった。


ちなみに、全員これを承知で今回の戦いを行なっている。


俺は誰か1人でも残れば死ぬことはないし、俺が生きてれば、みんなを蘇生できる。

まぁ、時間かかるから二年くらいは掛かり切りになるかもね。


「とは言え、これは貴重なものだ。公開等について要望はあるか?」

「んーいっそ、即時全体公開で」

「理由は?」

「…」


理由か、理由なんてないな。


危ないから気をつけてねーとか、なら思いつくんだけどなぁ。


「まぁ、いいこれはそうしておく。それで話は終わりじゃないぞ」

「ん?」

「今から報告書に関してのお説教だ」

「へ?」


その後…


「だぁってさぁ!なんで書けばいいかわかんないんだもん!ほら、簡潔で丁寧に書いたんだよ!」

「いや、泣くなよ…あーもう!」

「うぐっ」

「わかった次からは気をつけろよ」

「はーい」


即座に泣き真似を…泣き止んで俺は元気よく返事する。


「は?」

「んじゃ、エベネットさん!あとは頑張ってね」

「ちょっ、おま、今のドラゴンとの戦闘を動画投稿したな!」


プルルルルルル!

ジリリリリリリ!

ピコポンっピコポンっ


鳴り止まない電話の呼び鈴と通知音にエベネットは絶句する。


「このままだと、政府はこのドラゴンの情報を隠蔽して、資源を取るために一般公開をするはずだし、悪戯しちゃった!」

「せめてやり方というものがあるだろこのバカどもー!!!!」


その後、エベネットが一回病院に運ばれて行ったらしいが、代わりの秘書や部下達が対応し切ったという。

あい…つ…この野郎…もういい、猫被りはやめだ!

僕なんて女々しいこと言ってられるかこんちくしょう!

俺だってなぁ、政府のやり方は気に食わないんだよ!

でも上司だから何もできないんだよ!一言くらい相談してくれれば一枚間だってのによ!

本当にふざけんなよ!哲平!!!

なんやかんやあって動画の評判を見届ける!

次回「第21話 世間からの評価』

記憶と技術の中に、俺は生きてるんだー!!!退院したら覚えておけよ!哲平!!!!!

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