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第2話 世界は元からファンタジー

「と言うわけでほにゃららでぼーなるわけです」


と、なんかよくわかんないマニュアル通りみたいな説明を終える俺こと哲平は目が死んでいた。


「とりあえず、君がまともに説明する気がないことがわかったよ」


俺が説明していた相手20くらいの爽やかイケメン風の男がそんなことを言う。


「いや、だってほら面倒じゃん、調べるのだって簡単じゃないですし、俺あんたの部下じゃないですし」

「わかってるさ、君から雪風君や紅蓮君、ミーシャ君その他諸々貴重な人材を借り受けてることはね」

「別に貸してるも何もあいつらの意思だし俺はあいつらの保護者じゃないですし」

「でもこうして雑ながらも情報提供してくれてるだけありがたいよ」


なんかこの人と話してるとやりづらいなぁ社会人というやつだからか。


これだからニートを選ばなかったエリートは面倒なんだ。


まぁ、冗談は程々にして。


「現状だとどこにダンジョンが出だくらいしかないですね」

「全部を把握してるのかい?」

「いえ、あくまでも人類史上の記録として残るものとだけ」


要するに俺は一部しか把握していない。

お互いにある程度の交流があるので戸惑うこともない。


彼の名前は…彼の…なまえ?


「んーとりあえずエベネットさんにはこれらの情報を…」

「待ちたまえ待ちたまえ、エベネットとは誰のことかな?」

「あーそうですね間違えました間違えました佐藤さん」

「無難な名前で攻めようとするな!」


怒られた。


まぁ、今のは俺が悪い。


「すいませんド忘れを」

江部こうべ 熱斗あつとだ」

「どんな感じでしたっけ?」

「これだ」

「惜しいエベネットでも間違いじゃなかった」

「言いたいことは分かった、でも色々と間違いだ」


それでも怒られた…なぜだ!?


「それではもう一度説明してくれるかな」

「え?今説明終えましたよね」

「擬音でもなんでもなく本当にあーたらこーたら言いながらほにゃららでとか言う説明で分かるとでも?」

「俺には報告義務はない!」

「なら彼女たちを酷使するしか」

「わかりました言いますんでどうかそれだけはご容赦を、あいつらいないと朝しか眠れないんです」

「寝てるじゃないか」

「あれ?あ、あいつらいると夜が寝れないから問題ないな」


俺はふと思い至り。


「んじゃ、これで」


帰ろうとすると。


「問題しかない!」


雪風が勢いよくドアを開けて入ってきた。


「あ、雪風」

「小冬って呼んで!」

「ん、小冬どうしたんだ?」

「どうしたもこうしたとないでしょう!私たちの大切な夜の時間を今切り捨てようとしたよね!」

「いや、だって夜、お前ら寝かせてくれないじゃん」

「その言い方は語弊あると思うよ!私たち健全にしてるし!」

「たまに噛み付いてくるのに?」


あ、目を逸らした。


とりあえず頭をぐりぐりしてやる。


あ、なんか嬉しそう。

痛くないの?


あ、痛みすら嬉しい…Mかな?


「あのーいちゃついてないで説明してくれるかな?」

「あ、忘れてた」


とりあえず、何を言うかなぁ…まぁ知ってることなんてそんなにないけど。


「えーっととりあえずダンジョンは現状世界中で発生してます…んー」

「それで?」

「えーっと、なんか、どうやら異世界?かなんかの情報体がこの世界に流れ込んできたとかそんな云々でこの世界に生まれた?的なー」

「なるほど…他には?」

「あとは知らないかな」


なんか、プルプルしてるけど平気かな?痙攣?


「そんな簡単な説明になんであーたらこーたら変な擬音を入れまくったのかな?」

「めんどーだったので!」


キリッ!


その後しばらく怒られた。


俺この人の部下とかそう言う立場じゃないのになじぇぇ?


「ぐすっ、とりあえず…うぅ、」

「泣き真似しない」

「はい」


すぐに普通の状態に戻る。

いや、泣き真似してたら雪風…小冬が擦り寄ってきていた。

本人に聞けば多分「慰めに来ました」とか平然とした顔で言いそうだ。


「んで、この組織ってどんな組織なの?」


俺はふとした疑問を投げかける。


一応、知り合いが所属していて、今まで認識してきたけどなんか、すごい組織というイメージしかない。


「あー僕たちは国家機密組織でね、能力者部隊、まぁ、魔術師部隊だね」

「へぇ、現代に魔術師なんていたんですね」

「君も一応魔術とか超能力の類があるとは聞いたことがあるんだけど?」

「それはそれ!これはこれ!」

「うわぁ、勝手だなぁ」


まぁ、そんな組織なんだと思うだけで特に感想とか思いつかないな。これが一般、男子高校生なら。


「え、マジですげぇ!一体どんなことをする組織なんですか!とか、聞きそうだけどねー」

「むしろ僕もそれを聞いてくると思ったのだけど興味なさそうだね」

「まぁ、雪風…、小冬達から多少聞いてますしね」


あとどうでもいいが9割。


「とりあえず情報提供感謝するよ」

「はい、まぁ後でこれくれれば大丈夫なんで」

「現金なら子だ」

「日本人なら皆金を欲しますよ」


そんなこんなで報告会が終わるのだった。


まぁ、こんなダンジョンが出た世界になってファンタジーとか思ってたけど案外それ以前から世界はファンタジーだよなぁ。

な、なんと、哲平に雪風君からの夜のお誘い!?

月光煌めく部屋の中で行われる秘め事とは一体なんなのか!?

一体あいつらはどうなってしまうのか!

さぁ、彼は男を貫くことができるのか!?

『第3話 寝れないんだけど…』

え、これでいいのかって、僕だって哲平に台本渡されただけで知るか!

記憶と技術の中に、我々は生きている!リリース!

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