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第10話 結局は何も変わってなくね?

「よぉ!テレビ見たぜお前、すごいやつだったんだな」


教室で唐突に順平に話しかけられて俺は理解もできずに宇宙を見た。


「急に宇宙の話をされた猫みたいな顔してる…」

「よくわかったな!やっぱり世界にエスパーが続出してるのか!」

「いや、見ればわかるくらい無になってるから!」


そんなに顔に出てるか…ふむ


「いや、テレビの話だよテレビ」

「てれ…び?」

「え?またなんで!?」

「ダメですよ、哲平様は、興味ないことは三歩歩けば忘れるんです!」

「それはそれで大丈夫!?てか、雪風さんの言動酷くない?」

「ない言ってるんだ?事実は酷いと言わないぞ、な、ゆきか「小冬」小冬」

「はい!」


そんなやりとりしてると


「そうか、ならお前の記憶から消えない補習を心がけよう」


襟首を掴まれていた。

え?


「行くぞー」

「嫌じゃー!補習は嫌じゃ!小冬!助けて」

「ちゃんと受けてください」

「裏切り者〜ものーものーものー」

「エコーをセルフでかける必要あったか!?」


順平ナイスツッコミ!って今はそうじゃない!


あ、あれは紅蓮。


同じ苦しみを知ってるあいつなら。


「紅蓮!助けてくれ!」

「おう、相…ぼう…」

「お、ちょうどよかった、お前も補習な」

「え?」

「お前もこっち側だったのかすまん!紅蓮巻き込んだ!」

「いや、いいんだ…」


とにかく逃げる術を…あれは


「カツジ!ヘルプ!」

「ショウジだ!てか、補習だろちゃんと受けろ」


知ってたよ!こんちくしょー!


「あれ?主人殿?」

「あ、ミーシャお前なら」

「あ、補習ですか?頑張ってくださいね」

「救いはなかった!」


そうして俺と紅蓮はいつも通り補習を受けるのだった。

なんか何も変わってない気がする。

ククク!

ついに我々、『ロストスキル』が表舞台に立つ時が来た!

この二十年間様々な苦難を乗り越えて大きくなって行った我々の組織は既に表社会にすら影響を与え始めている!

ククク!我々実力に世界よ!慄くが良い!

そんなこんなあって、我々の力を持ってして世界を征服し、究極の楽園を生み出すのだ!

次回、新たなる敵『第11話 野望とその刹那』

記憶と技術の中に、我々は生きている!リリース!

ガッシャン!!

何ご…と…

ドドドドドドドン!!!!!!!

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