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異世界の森で野宿

森の中………さっき魔法陣の中に入ったからここが異世界ということか。


にしても綺麗な森だな~。


俺が森の美しさに見とれているとムーンさんがくれたスマホから着信音がなった。ムーンさんからだ。


「はい、もしもし。」


≪あ、誠二さん。ちゃんと着きましたか?≫


「はい。着きました。今はすごく綺麗な森の中にいます。ここが何処だか分からないので教えてもらえると助かるのですが。」


≪ちょっとお待ちください。≫


ピロン♪


ん?なんだ?


≪今、誠二さんのスマホにこの世界の地図を送りました。それを使えば自分が今何処にいるかもここがどういう地名なのかもわかります。≫


そりゃあ便利だ。


「ありがとうございます、ムーンさん。」


≪いえいえお気になさらず。この世界に送る際にも言いましたが何か困ったことがあったら遠慮せずに連絡してくださいね。≫


「はい、分かりました。それでは失礼します。」


俺は電話を切り、ムーンさんが言っていた地図を見た。


なるほどね。地図アプリみたいなものか。結構分かりやすいや。えーと、この森はミステイックフォレストって言うのか。直訳すると神秘的な森か。確かに神秘的な森だな。


一通り自分の周りを地図で確認した俺はここから一番近い町に向かうことにした。俺は野宿なんてしたことないし、森暮らしもなんか嫌だからな。


地図を見ると一番近い町でも30キロメートルあるようだ。俺は歩いてその町に向かうことにした。








「よーし、今日はここまでにするか。」


俺は20キロほど歩いたところで周りが暗くなってきたので野宿することにした。


グゥー


おお、そういえばお腹空いたな………。なんか食べるか。幸い、この森には木の実がたくさん成っているからな。

でも異世界の木の実だからか全然知らない木の実ばかりだな。そういえば前にテレビで毒のある木の実もあるから知らない木の実は簡単に口にしないようにしたほうがいいって言ってたな。

でも腹減ったし………そうだ!ムーンさんに聞いてみよう!

俺は早速ムーンさんに電話した。


≪はい、誠二さん。何のご用ですか?≫


「実は野宿をすることにしたんです。それでその辺の木の実を集めたんですけど、全然知らない木の実ばっかでもしかしたら毒が入ってるのかも知れないのでムーンさんに聞けばどれが大丈夫な木の実が分かるかなと思って連絡したんですけど…。」


≪なるほど、分かりました。誠二さん、そういうのは鑑定を使えば分かりますよ。本来は鑑定するときは『鑑定』のスキルが無いと使えないのですが『神様セット』のスキルを持っている誠二さんなら『鑑定』スキルが無くても鑑定を使えば鑑定できますよ。≫


「なるほど、鑑定ですか。でもどうやって使うんですか?」


≪普通に『鑑定』と唱えれば使えます。≫


「分かりました。やってみます。」


俺は木の実に向かって『鑑定』と唱えた。


すると木の実から吹き出しが出てその中に文字が浮かびあがった。


「出来ました!ムーンさん。ありがとうございます!」


「いえいえ、どういたしまして。」


ムーンさんはそう言って電話を切った。


さーて、それじゃあ早速見てみますか。


『メンロの実』

『メンロの木に成る果実。普通に美味い。』


『レンモの実(青)』

『まだ熟していないレンモの木に成る果実。熟すと非常に酸っぱくなるがこの状態の実は非常に甘い。』


『ゴイチの実』

『ゴイチの木に成る果実。毒があって食べられない。』


『ドブウの実』

『ドブウの木に成る果実。イチゴの味がする。』


なるほどねえ。『鑑定』超便利じゃん。にしても『鑑定』使えてよかった。毒があるヤツあったし、もし知らずに食べてたら大変なことになってたかもしれないな。

それじゃあ毒があるやつは捨てて毒がないヤツを早く食べよっと。

いただきまーす。


あ、このメンロってやつ美味いな。食べたことない味だけど結構いけるな。

次はこのレンモだ。レモンみたいな見た目で名前もそっくりだったけど青の状態だと甘いらしいしな。それじゃ早速………美味っ!何これ美味っ!スゲー甘いな。こんな甘いの食ったことないぞ!

よーし、最後はこのドブウだな。変な見た目に反してイチゴ味らしいからな。どれどれ………あー、こりゃ確かにイチゴ味だわ。普通にいけるわ。


そして俺は残りの実も全部食べた。異世界の木の実、スゲー美味かったなぁ。


さて食べたし、寝るか。


明日は町に絶対着くぞー。この世界のご飯を食べるんだ。それに現地人にも会いたいな。異世界だからやっぱ美形の人が多いのかな?そんなことを考えながら俺は眠りについた。

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