嫁追加
「ちょっとレイ。いったいどうしたんだ?」
レイに追いついた俺はなんで走り出したのか聞いた。
「や!言いたくない!」
うーん、どうしたものか………あ、そうだ!
「レイ、質問に答えないとキスするぞ。」
「え………」
ふふふ、特に好きでもなんでもない男にキスされるのは嫌だろう。そしたらレイは観念して話し出すに違いない。ま、実際にはキスするつもりなんてないのだが。はったりだよ、はったり。でもなんで走り出したんだ?
「………ヤダ!絶対言わない!」
なんて強情なんだ。早く答えないとキスされるんだぞ!実際にはしないけど!
「そうか………それじゃあキス執行だな。」
そう言いながら俺はレイの顔に顔を近づけた。何度も言うがふりだからね!
そして俺はレイの唇一歩手前で顔を止めた。
「さあ今ならまだ間に合うぞ。早く言いなさい。」
「………や、ヤダ!私は絶対言わない!」
「本当に強情だなあ。仕方ない、キス執行だ。」
そう言うとレイは目を閉じた。ほらー、やっぱり嫌なんでしょ。でもなんで唇をつきだしてるんだ?
そして5分が経過した。
「………ねえ。なんでキスしないの?」
レイがそう聞いていた。しゃーない。この作戦は失敗だったか………。
「あれははったりなんだよ。」
「え?」
「好きでもなんでもない男にキスされるのは絶対イヤでしょ?だからそうすれば教えてくれるかなーって思って。」
するとレイはプルプル震えだした。
「ふ、ふ、ふ、ふざけんなーーーーーーっ!」
「え?怒ってんの?なんで?」
「何でって好きな男がキスするって言うからこっちは目を閉じてしっかりスタンバイしてたのにキスが嘘って!こっちの気持ちを少しは考えろやーーーー!」
「………え?れ、レイは俺のこと好きだったんですか?」
「………そうよ!ええそうよ!私はセイジが好きですよ!なんか悪い!?」
「あ、いや、いきなりだったからびっくりしちゃって………。」
「え?あ、うん………。」
「…………………」
俺とレイの間ではしばらく沈黙が続いたがレイが口を開いた。
「で………セイジの気持ちはどうなの?」
「いや、普通に嬉しいです………。レイみたいな可愛い子に好きって言われるのは普通に嬉しいよ。」
「いや、そんな可愛いだなんて………じゃあ恋人になれる!?あ、でもセイジはロリコンで………。」
「だーら、違うっちゅーの!俺は太ももと二の腕が好きなだけ!けっしてロリコンではない!」
「じゃあ私は?」
「前に寝巻き姿を見たときはいい太ももと二の腕してるなって思ったよ。」
「じゃあ私も!」
「でも俺、あの2人と嫁の関係になっちゃったし………。」
「2人も嫁がいるなら1人増えたってたいして変わんないでしょ!」
まあそうだけどさあ。
「それなら私も一緒に嫁に………」
「ちょーーーーっと待ったああああ!!!」
後ろから声が聞こえたので振り返るとオルがいた。何か息を切らしてるんだけど走ってきたのかな?というかどうしたんだ?
「わ、私も、はあはあ、セイジさんの、はあはあ、嫁に、はあ、なりたいです、はあはあはあ。」
息切れがスゴいな。というかオルも嫁って!
「よっしゃオル。2人でアプローチするわよ。」
「その前になんでオルがいるの?」
「朝起きたときにセイジさんとレイがいないというのを聞いたので、ロゼちゃんとティナちゃんに色々話を聞いて追いかけてきたんです。」
なるほど。
「そしたらレイがセイジさんに迫っているのを見たんです。で、ちょうどいいから私も嫁にもらってもらおうと思いまして。」
「え?オルも俺のこと好きだったの?」
「そうですよ。もう死ぬかもと思っていたところを颯爽と助けてくれて惚れました。」
「オルに同じく。」
それはチョロインというやつでは?
「さ、私達も嫁にしてもらいましょうか。」
「あの2人がどういうか………」
「うっ、た、確かに………」
「それなら許可もらってきたんで大丈夫ですよ。」
「え?あの2人が?」
「2人とも今後の夜のことを考えたんだとおもいますよ。毎日続けてたら死ぬかもしれないって言ってましたし。」
「そういえばそんなこと言ってたわね。」
「というわけで嫁の許可はとってあるので私達も嫁にしてもらいますよ。因みに私の太ももと二の腕は自分で言うのもなんですがいい形してるし綺麗ですよ。」
「…………分かった、2人を嫁にする!」
「やったーーーーーーー!!!」
「これから末長くよろしくお願いいたしますね?」
女の子にここまで言われて断ったら男が廃るってもんだよ。
けっしてオルの太ももと二の腕が気になった訳じゃないぞ。
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