滅茶苦茶学園高等部 運動会編
お久しぶりです。滅茶苦茶仮面☆です。時季外れですいません。
おはようございます!滅茶苦茶学園高等部で総務部部長をしています、女子高生3-1,1です!作者が名前を付けるのが面倒なので、滅茶苦茶シリーズでは基本的にキャラクターの名前はありません。3-1,1は3年一組出席番号1番という意味です。
今日は総務部と体育部総出で朝早くから登校しています。今日は滅茶苦茶学園高等部の運動会です。朝から準備に大忙しです!
いつもの時間に生徒が登校してきました。
「うっ…これは…」
生徒の一人が腰を抜かしたように驚いています。
「そろそろだと思っていたが、今日だったのか」
こちらの生徒は、割と冷静のようです。
今日は運動会!
滅茶苦茶学園高等部の運動会の一番変わったところは、いつが運動会なのか登校するまでわからないところです!ゲリラ運動会なんて呼ばれています。ああ、もちろん運動会の準備をする、総務部や運動部は、運動会の日程は知っていますが、他の生徒には極秘なんです。こっそり準備するのは、結構大変です。
最近体育の授業で、変なダンスを覚えさせられる事が多くなったら運動会は近いです。美術の授業で看板をかかされるなあ、と思ったら運動会は近いです。でも運動会の日程は極秘なので、看板も途中でも展示されます。今年の看板は「滅茶苦茶学園高等部 運動へ」
ああ、会が最後まで書けなかったのね。あるある。
運動会のチーム編成も、出る競技も当日になるまでわかりません。全員5つ以上競技に出るのですが、先生方がパソコンでくじ引きをして決めています。これは総務でもどの競技出るのかわからないのです。最後のリレーが歩く人ばかりとかは普通です。リレーだからって足が速い人が出るわけではないんです。
外部の人も見に来ます。日程はわからないはずなのに、どうしてか結構な人が見に来ます。何故でしょう?中には、運動会そろそろかなって、数日前から場所取りしている人もいます。
生徒たちが体操着を着て、校庭に集まり、クラス毎に並びました。
「これから運動会を始めます、先ずは校長先生のお話しです」
校長の姿が見えません。しばらくすると動揺している校長が教頭先生に連れられてやってきました。いつものようにスーツをビシッと着た校長先生が朝礼台に上がりました。
「え?なにこれ? 今日運動会? 今日私、これから出張なんだけど?え?校長不在でやるの?」
校長はすぐに去っていきました。校長すらも知らない運動会の日程。
ここは滅茶苦茶学園高等部。