本当にあった怖い話 ~お茶コーンスープ~
これは、私が入院している際に起こった怖い話です。
母が持ってきてくれたインスタントのコーンスープを飲もうと、私はマグカップに粉を入れてお湯がおいてある部屋に向かいました。
部屋の電気をつけてみると、ポットが二台ありました。なんで二つもあるんだろうと思いながら右のポットを見ると98度と書かれており熱そうだったので、左のポットにしました。
マグカップにお湯を入れ始めると、私は異変を感じました。コーンスープの色がおかしいのです。なんか濁ってます。気持ち悪いです。黄緑っぽいです。
おかしいと思って給湯をやめました。そしてよくそのポットを見てみると、なんとそのポットのふたには「お茶」と書かれたシールが貼ってあったのです。ちなみに右はお湯です。
オーマイガーと叫んでいい瞬間でしたよね。はい。叫ばなかったけど。
とりあえずスプーンでかき混ぜて残りの部分はお湯を入れて(と言っても5分の4お茶)ちょっと飲みました。意外と普通にコーンスープの味です。色はおかしいけど、味はそんなにまずいわけではありませんでした。なので飲み干しました。
でもやっぱり気持ち悪かったです。急いで飲んだせいかそのあと吐き気がしました。
なので、みなさんもどうか、病院の給湯室のお茶とお湯のポットを間違えて、お茶ミルクティーにしたりだとかお茶コーンスープにしたりだとかお茶ココアにしたりだとかしないように気をつけてください。気持ち的にいろいろ問題が起こります。
……多分これって、暗示かかってるんですよね。お茶を入れたと気づかなければ案外普通に飲めたかもしれません。




