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故に存在する世界  作者: 鳴指 十流
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復讐

 頭にきたから、クラスの奴らを全員殴り殺してやった。

 案外、あっけなく、みんな死んだから驚いた。体育教師の担任も、結構力ありそうなのに、パンチ一発食らっただけでノックアウト。ザコだったよ。散々おれのことを馬鹿にしてきたのに、自分の命が関わってくると、急におれに命乞い始めてさ、許してください、許してください、とかいってやんの。許さねえっつうの。アホが。

 クラスの奴らもさ、おれのことをゴリラマンとか毛むくじゃらとかいって、殴ったりしてきたのに、おれが本物のゴリラだってことを知ると、わけわかんないこと喋り始めてさ。今までおれのことなんだと思ってたんだよ。殺すぞ。って、もう殺したんだけどさ。

 まあ、とにかくこれで邪魔者がいなくなったし、もうこの学校辞めて、おれは森へ帰ろうと思うんだよ。結局、人間との共生なんてできるはずがないってことを、証明できたし、おれも森へ帰りたいからな。もう二度とこんなところは来ないよ。できれば、もう一生人間なんかと関わりたくないね。

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