どーでもいい『姫さらい』その後
姫さらいの話のあと、頼光邸に帰ってきた頼光たちのすごくどーでもいい話です。友人から、頼光、綱がやってきたのに気づくの速くないか、綱ちゃんレーダーが働くのではないかとの感想を頂いたので。
読まなくても何も損しません。この話が本編にかかわってくることもありません。
頼光邸、侍所。(頼光は母屋にいる)
綱「久しぶりに暴れてすっきりした」
季武「物忌、途中でやめるとかありえねぇよ……」
貞光「綱が七日もじっとしていることのほうが、ありえないですね」
金時;(……綱がいないときは平和だったのに)
季武「そーいえばさー、殿、綱がきたの、すぐ気づいたよな?」
綱「頼光様が!?」
貞光「綱が金時のとこ行ったあとですね。『今、綱がいなかったか?』って」
綱「き、金時! 貴様のせいで……!」
金時!?「俺、別になにもしてな――」
綱怒「お前が、俺がいない間、妙にいきいきしてたせいだっ!」太刀抜く。
金時「そ、そんなこと誰が言って――ちょっ、待てよッ!」とりあえず庭へ逃げる。綱もそれに続く。
季武「……貞光、お前、ホンットに金時の信用までなくすぞ?」
貞光「だから、それではまるで、私が金時以外に信用されていないようじゃないですか」冷めた目、無表情。
しばらくして……。(綱と金時、頼光邸外へ)
頼光「今日はお疲れさん、酒でも――」酒を持って、ひょっこり現れる。
「あれ、綱と金時は?」
貞光「鬼ごっこして遊んでますよ」
頼光「……元気だな」
季武「殿~、さっき、殿のこと話してたんすけど……」
頼光「うん?」
季武「殿、綱が来たとき、すぐ気づいたっすよね~」
頼光「そうか?」貞光に酒をついでもらいながら。
季武「そっすよ。戦ってる最中だったのに」にやにや
頼光;「な、なんだよ。気づいちゃダメなのか?」戸惑いながらも酒を一口。
貞「綱ちゃんセンサーが働くのではないか、という疑惑の声が」
頼光!? むせる。「つ、綱ちゃんセンサーって何だッ!」
季武「綱に敏感ってことっすね♪」
頼光;「べ、別に普通だろ? え、普通だよな?」貞光に同意を求める。
貞光「普通なら視界に入りませんよ(綱の身長的に)」
頼光;;「つ、綱は俺の大事な部下であってだな……それが物忌中に出てきたとなると、その、大変だろ……? 鬼に襲われるかもしれないし。だから、いつもより敏感になっても仕方ないっていうか」
季武「要するに心配してたんすね☆」
頼光「そーだよっ! それの何が悪いんだ!」
貞光「悪くはないと思いますが、そのように焦る必要もないかと」
頼光「俺、もう寝るッ。だいたい、疲れてるのに何でお前らとこんな話――」
季武♪「酒~って俺らのとこきたの、殿っすよ?」
貞光「大事な綱がいないんで、嫌になりましたか」超冷めた目、超無表情。
頼光「貞光、そろそろ給料へらしていいか?」
貞光「何故です?」
季武「綱たち、もう帰ってくるんじゃねぇかな?」庭を見やる。
頼光!?「じゃあなッ! おやすみ!」逃げる。
季武「あっ、殿――」
ほんの少しして……。
綱「疲れた……果てしなく疲れた」
金時「自分のせいだろ……」二人、疲れた様子で帰ってくる。
季武「お帰り~。綱、おしかったな」
綱「は?」
貞光「頼光様がいらっしゃったんですよ、さっきまで」
綱!?「ほ、ほんとか?」
季武「あのとき綱にすぐ気づいたのは、大事な大事な綱が超心配だったかららしいぜ☆」
綱!?!?!?!?「ええええ、ホントに頼光様がそんなことおっしゃって――ボイスレコーダー、ボイスレコーダーは!?」
貞光「そんなのありませんよ。金時と鬼ごっごしていなければ、聞けたかもしれませんね」
綱「き、金時、貴様……!」
金時!?「お、俺、別になにもしてな――」
綱「お前が、俺がいない間、妙にいきいきしてたせいだっ!」太刀抜く。
金時「だからそれ、誰が言って――ちょっ、待てよッ!」とりあえず庭に逃げる。綱もそれに続く。
貞光「ふりだしに戻りましたね」冷めた目、無表情
季武「…………お前、わざとやってる?」
END
こんなものまで読んでくださったかた、本当にありがとうございます!
こういうどーでもいい話はちょくちょく書いているのですが・・・あまりにふざけすぎていて、人目にさらしていいものかと・・・。これはマシだなと思って投稿した次第です。
とか言いながら、十二月にも、とあるどーでもいい話を投稿する気満々です。・・・いいのかな・・・。




