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妖絵巻   作者: 雨夜 紅葉
2/8

仔犬拾いました。 弐

彼は、目を疑った。

青年は、二対の狐耳も八つの尻尾も、

黒く、それでいて先端の方だけが白い。

…昔、

『まるで雪が降り積もっているようだった』

自身の父が、とある妖怪を

そう言い表していたことを、思い出す。

今此処にいる黒い妖狐が、その妖怪だというのならー

「妖狐、様…?北の、…」

総大将。

彼がその言葉を言い切る前に、

妖狐はくるりと方向転換し、背を向けたまま言った。

「ついて来い。…お前が何から逃げているのかはわからないが、あまり目立たないところにいた方がいいだろう?」

「えっ、あ…はいっ!」

きちんと歩幅を合わせてくれる妖狐の後を、

彼は慌てて追った。





次話です。すこし短い…かな?

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