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君のモンスター、何食べる?

 日暮れ前になってようやくアメリが帰ってきた。


「おかえり」

「ただいま」

「どうだった?」

「順調。新しいスキルも覚えたし」

「おお」


 こっちもか。

 アメリはマッピングしている間に[空間識]というスキルを身につけたそうだ。

 どんな姿勢であっても自分がどこにいるのか見失わないという、パイロットには必須のスキルだ。


「グーリ、今日もご苦労様!」


 アメリは鼻歌交じりにグリを洗い始めた。

 グリはすっかりアメリになついてしまって、丁寧にブラシを掛けられて気持ち良さそうに目を細めている。


 お前のご主人様はオレなんだが。


 しょうがない。グリはアメリに任せて他のモンスターの手入れをしよう。


 オレはベガにブラシを掛けた。普通の馬と比べると羽根のところがちょっと難しいんだよな……。

 それからベルと、新入りのタマもね。


 本当は食事の面倒も見てやらないとなんだけど、実はうちのモンスターたちはそっちはあまり手がかからない。

 というか掛けようとしても無理なので自分で獲って来てもらっている。

 だってグリフォンの餌なんてどうやって調達したらいいんだよ……?


 グリは完全に肉食だ。

 二日に一回くらい森の中へ飛んで行って獲物を捕まえて帰ってくる。


 ベルは自分でもネズミを捕って食べているけど、グリが捕まえてきた大物の残りも食べさせてもらっている。


 近頃のベルはグリの舎弟みたいになっている。

 グリが堂々とふんぞり返って歩いているとその後ろを尻尾を振ってついていく。

 チンピラの子分が『兄貴、待ってください!』とか言ってそうな雰囲気だ。


 マルは雑食でいろんなものを食べる。

 木の実なんかは自分で取って食べてるし、最近はグリたちと一緒に獲物の肉をつついてることも多い。


 タマは草食だ。さっき見たら伐り倒した木の葉っぱやその辺の草を勝手に食べているようだ。

 手がかかりそうになくて良いことだ。


 ベガももちろん草食だ。

 でも馬って硬い草は食べられないんだよな。


 今のところ自生してるまぐさを食べてるけどそのうち足りなくなるだろう。

 というわけで木を切った後に畑を作った。


 オレは町の近くの農家に頭を下げて犂を借りてきた。季節外れで使ってなくてよかった。

 こういうことは馬だよな──と思ったけど、ちょっと考えてやっぱりグリに引っ張ってもらった。

 すごいパワーでみるみる土が起こされていった。


 ……まあティナの方が強いんだけど、ティナに牛の真似をさせるのはちょっとな。


 オレは季節の豆を植えた。馬は豆が好きだし、豆なら肥料がなくても育つし。

 まぐさがなくなるまでには餌にできるほど育つだろう。

 しばらく出番がなさそうなベルには畑の番をしてもらっている。


 手がかかるのはベガくらいだな。他は大したことがない。


 ブラウニーはお馴染みでパンが好きだ。


 ウンディーネたち精霊系モンスターのエサは魔力だ。

 おかげでオレの魔力は四六時中吸われっぱなしだ。


 ハローも同じだ。こいつも魔力しか食べない。

 森の中でリングヘイローが出てくる時って他のモンスターと一緒のことが多いそうなんだけど、それってそいつらの魔力を食べてるんじゃないだろうか?

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