謝罪
短いのですぐ次を更新します。
翌日オレはティナの前で頭を下げていた。
「ごめん」
「えー、何のこと?」
ティナは笑うがオレの気が済まない。
「実はこの前、ティナのテイムに成功してたんだ」
「えー? まーたまた、私そんな覚えないよ?」
「覚えはないだろうけど、ティナはオレの言う通りに服を脱いで──」
「えっ!?」
「──はないんだけど、穴掘って埋まろうとしたんだよ。埋まってもいいとか言ってたから」
オレはティナの掘った穴を指さした。
「……え、あの穴なんなのって思ってたんだけど、私が掘ったの!?」
「本当に申し訳なかった。もうしない」
「うん……」
あ、ちょっと警戒されてる。
まあ仕方ないな……。
「あ、もしかしてあの子……」
ふと、何かに気づいた様子でティナが声を上げた。
「何のこと?」
「ジュリ。前に私の指輪盗もうとしたんだよね、しらばっくれてたけど。昨日はすごく意外だったの。反省なんてするようなタイプに見えなかったから……。もしかして、あれってウィルがやったの?」
「……うん。自分のしたことに罪悪感を抱かせた」
悪いことをしたとは思わない。
「そうかー、心を良い方に変えることもできるんだ……」
いいことをしたとも思ってないけど。
「うーん、でもそれっていいことなのかな? どうなのかな……」
ジュリがあんな風に変わることを望んだかって言うと、望んではなかっただろうしな。
「ごめん、ちょっと考えさせて」
ティナはオレから目をそらして、そのまま走り去ってしまった。




