008 月夜と書いてルナ誕生 (8)おいしい昼ごはん
ボクは、冒険者食堂にいた。
昼ごはん前の時間だったから、すいていた。
ルナ
「うまい、おいしい。 しあわせだあ。」
店のウエイトレス
「いい食べっぷりだね。
ごはんの御代わりは1杯までなら無料だよ。」
ルナ
「じゃあ、おかわりください。」
ボクはごはんの御代わりを受け取った。
ルナ
「持ち帰りはできますか?」
店のウエイトレス
「ああ、できるよ。
1人前でいいかい?」
ルナ
「はい、1人前を持ち帰りお願いします。」
店のウエイトレス
「じゃあ、会計の時に、持ち帰る分を渡すよ。」
ルナ
「うん、ありがとう。」
ボクは食事に満足して、持ち帰りを持って家に帰ることにした。
家に持ち帰ったら、食材を買いに行かなきゃ。
自炊しないと、お金の減りが激しいからな。
◇
ルナが冒険者食堂を去って、しばらくして
店のウエイトレス
「おや、ギルドマスターと受付嬢が来るなんて、めずらしいな。」
ギルドマスター
「新しい冒険者の姉ちゃんが来てな。
おれたちに、日替わり定食の代金をくれたんだ。
他の目的に使ったら、あとが怖そうだからな。」
受付嬢
「かわいい顔してましたけれど、怒らせたら、豹変するタイプですね。
敵と判断したら、迷わずとどめを刺すタイプですよ。 あの御方は。」
ギルドマスター
「おれも、そう思う。」
店のウエイトレス
「その姉ちゃんとは違う子だと思うけれど、新顔のかわいい女の子が、店に来たよ。
うまい、おいしい、しあわせーとか言って、ご機嫌で帰っていったよ。」
ギルドマスター
「そのかわいい子は、絶対に怒らせない方がいいぞ。」
受付嬢
「そうですよ。
埋め合わせに、日替わり定食をおごっていくバランス感覚もあるから、憎めない。」
店のウエイトレス
「へえ、ひとは見かけに寄らないもんだねえ。
でも、どれだけ強いか知らないけれど、12星座団のおいはぎどもには勝てないだろうよ。」
ギルドマスター
「その12星座団のおいはぎどもを、ひとりで全員を同時に倒してきたんだぞ。」
受付嬢
「ええ、あの娘は、女の子の身体を着た強者です。
今でも、震えが止まりませんからね。」
店のウエイトレス
「ははは、それが本当なら、わたしでも倒せるかもしれないねえ。
まあ、悪い夢を見たんだろうから、日替わり定食を食べて忘れることだね。」
ギルドマスター
「そうだな。」
受付嬢
「そうしましょう。」
ギルドマスターと受付嬢は、午後からの業務は通常通り、こなしたのだった。
◇
紅丸
「おなかが減って、ちからが出ない・・・」
紅丸は、道端で倒れてしまった。
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