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【完結】仲間の美女3人と万能で最強のちからを手に入れました。神様にボクの「異世界アイデア」を採用された対価です。《書籍化》  作者: サアロフィア
第4章 美女3人目 青紫

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031 青紫の商才(11)道の駅の町を完成するために

 ボクたちは、ギルドマスターと話し合っていた。


青兵衛

「建設予定地の整地まではできました。

 ここまでの工賃をお願いします。」


ギルドマスター

「そうですね。

 契約書によれば、成功報酬には「必要経費」は含まれないということでしたね。」


青兵衛

「その通りです。

 材料費や人件費の値上がりは読めませんからね。

 買付時の時価で請求したいのです。」


ギルドマスター

「ルナ様がご覧になったとは言え、私の目でも確認させてください。

 まだ、建設予定地がどこにあるのかさえ、聞かされていませんからね。

 ただ、2つの町の真ん中あたりとしか知りません。」


青兵衛

「ご案内は、いつが良いですか?」


ギルドマスター

うたがうわけではありませんが、今すぐでもかまいませんか?」


青兵衛

「ええ、どうぞ。

 ただし、建設予定地までの道は作っていませんから、森の中を歩いて頂きます。


 そして、建設予定地までの道を作る場合は、荒らされないようにギルドから警備の人員を派遣お願いします。 条件の良い場所を取ろうとするひとたちが集まってくるでしょうからね。」


ギルドマスター

「では、今回は様子見ですから、わたしと2名の警備を連れていきます。

 そして、状況によっては、まず2名の警備を残します。

 いかがですか?」


青兵衛

「いいですね。

 そして、現地で町の区分け予定図をお見せします。


 そして、各区画に店や統治者の家を建てる場合の費用も相談お願いします。

 見積額を前払いお願いします。」


ギルドマスター

「それについては、統治者のモンテマニー公爵におうかがいすることになります。

 わたしでは返事できません。

 整地までの費用については、お預かりしていますので、確認後にお渡しできます。」


青兵衛

「では、現地まで、ご案内します。」





 建設予定地をギルドマスターは初めて見ることになった。


ギルドマスター

「これは、広いですね。

 しかも、きれいな長方形、いや正方形ですね。


 たしかに、森の木々で人目ひとめを防いでいなかったら、多くの目聡めざといひとたちが集まってくるでしょうね。」


青兵衛

「お分かりいただけて何よりです。

 では、整地の工賃をお支払いいただきますね。」


ギルドマスター

「もちろんです。

 建設予定地への道はいつ作られる予定ですか?」


青兵衛

「ギルドからの警備の人たちが到着する一時間前に完了しようと考えています。」


ギルドマスター

「今からですと3日はかかりそうですね。

 では3日後でいかがでしょうか?」


青兵衛

「では、3日後で、よろしくお願いします。」


ギルドマスター

「統治者のモンテマニー公爵の使いの方も、その日に来ていただきます。

 そのときに、店や家を建てる相談ができると思います。」


青兵衛

「助かります。」


ギルドマスター

「では、今回、連れてきた警備の2人は一度帰らせてください。

 3日後に備えて、人員の準備がありますから。」


青兵衛

「そうしてください。

 では、ギルドまで工賃をいただきに戻りましょう。


 ルナさん、紅丸さん、黄庵さんも、帰り道の護衛のために付いてきていただけますか?」


ルナ

「そうだね。

 町で食事したり、いろいろと買い込みたいからね。」





 青兵衛は、工賃を受け取った。

 もちろん、道を作る費用も追加請求した。


 ボクたちは、必要なものを買い込んで建設予定地に戻ってきた。


ルナ

「整地は、どうやったんですか?」


青兵衛

「お見せしましょうか?

 道を3分の1だけ、作りましょう。」


 青兵衛は、【音色ねいろのそろばん】を取り出した。


青兵衛

「建設予定地から、街道への木々を4列3行まで、売ります。」


 【音色ねいろのそろばん】がひとりでに動いて、売却金額を示した。


青兵衛

「はい、それで、お願いします。」


ルナ

「木々が消えた?」


青兵衛

おどろきますよね。


 そして、ルナたちが、わたしの仲間だということも分かりました。」


紅丸

「どういうことだ?」


青兵衛

「人前で同じことをしても、なにも起こらないからです。」


黄庵

「仲間にしか見られないように、安全対策がほどこされているということですか?」


青兵衛

「そのようです。

 だから、このことを知るのは、私たちだけです。」


ルナ

「ボクもやってみたい。

 いいかな?

 1本だけにするから。」


青兵衛

「どうぞ。」


ルナ

「できないね。

 音は鳴らせたのに。」


青兵衛

「わたしにしか出来ないようですね。」


ルナ

「認められた持ち主にしか使えないということだね。


 ということは、店や建物を立てるときは、普通の方法になりそうだね。」


青兵衛

「そうです。 信用がおける業者に依頼しようと考えています。


 ただ、統治者のモンテマニー公爵が発注先を決める可能性があります。

 だから、いまは誰にも話していません。」


黄庵

「前もって、根回ねまわししなくてもいいのですか?」


青兵衛

根回ねまわしするなら、統治者のモンテマニー公爵にするべきですが、会ったことがありませんからね。

 そして、はしごを外されて、メンツをつぶされる可能性が高いので、少しずつしか動けません。

 だから、わたしの知り合いの業者に頼むとしても、モンテマニー公爵に書面で確認を取ることになります。」


ルナ

「異世界でも、好きにできるわけじゃないんだね。」


青兵衛

「ルナは他の世界から来たのですね。

 まあ、自分が全部お金を出せるなら、好きにできます。

 いつか十分なお金をためて、自分の思い通りの町を作ります。


 いまは、お金をためるしかありません。」


ルナ

「ボクたち4人が力を合わせたら、できるよ。 きっと。」


青兵衛

「そう信じています。」





 3日後、なんと、統治者のモンテマニー公爵がみずから部下たちを連れてやってきた。


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