表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/48

ジュスティーヌとシャルルのデートの約束

ジュスティーヌ、積極的です。

「ルル!聞いた!?明日は好きに過ごしていいって!」


「ああ、先生方になんだか急用が入ったらしいね。…どうしたんだろう」


「どうしたんだろうね?それよりも、どこ行く!?せっかくだから一緒に出かけようよ!」


「おや、デートのお誘いかい?積極的だね」


「はう!?」


急に一日フリーになったシャルルとジュスティーヌ。ジュスティーヌはシャルルと一緒に居られるとご機嫌で、シャルルは積極的なジュスティーヌに気を良くした。シャルルが揶揄うとジュスティーヌは絵に描いたように頬を染め照れる。まったく可愛らしい…とシャルルはジュスティーヌに更に惚れ込んでいた。


「あう、その、デート…うん、私とデート、してください!」


「もちろんいいとも!そうと決まればどこに行こうか…二人きりで楽しめる場所…ああ、僕の家の森にでも行くかい?」


「森?」


「うん、そう。可愛らしい動物もたくさんいるよ。ちょっと危険な子もいるけれど、まあ護衛があれば大丈夫。だよね?」


シャルルに目を向けられたアルベルトは、自信満々にもちろんですと答える。アルベルトの答えに満足して頷いたシャルルは、改めてジュスティーヌを誘う。


「そういうことだから、僕とご一緒してくださいますか?我が愛しい人」


「ふふ、もちろんです!私の最愛と森でデートなんて、楽しみです!」


日に日におませになる二人の小さな主人に、アルベルトとシャルルの護衛はまたもきゅんきゅんしていた。いつのまにどこでそんな言葉を覚えてくるのか、愛を語る小さな主人達は幸せそうに笑っている。この笑顔を守るために今日も頑張ろうと気合が入る二人だった。


そしてデート当日。


「お待たせ、ルル」


「ジュジュを待つのも僕の楽しみの一つさ。さあ、お手をどうぞ」


ジュスティーヌを馬車までエスコートするシャルル。そんなシャルルにこっそりと見惚れるジュスティーヌ。相思相愛、いつだってお似合いの幼い二人である。

次回、デートです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ