ジュスティーヌとシャルルの交流
シャルルとジュスティーヌは順調に愛を育みます。
シャルルはこの日、ジュスティーヌのために手作りのモンブランを作って魔法でこっそりと持ってきた。ジュスティーヌは、今日も休憩時間にシャルルに会うのを楽しみにしていた。そしていよいよ休憩時間。
「ジュジュ、ご機嫌よう」
「ルル、ご機嫌よう!会いたかった!」
「僕もだよ」
毎日のように短い時間とはいえ会っているが、こうして顔を合わせる度に嬉しく思う二人。
「今日はジュジュのために、モンブランを作ってきたんだ。よかったら一緒に食べよう」
「わあ…!素敵、ありがとう!」
「ジュースもあるよ」
「ルル、大好き!」
「僕も大好きだ」
いちゃいちゃするジュスティーヌとシャルル。アルベルトとシャルルの護衛は、顔を見合わせて微笑み合う。二人とも、ジュスティーヌとシャルルのやりとりが微笑ましいのである。
「んー!とっても美味しいよ、ルル!」
「ふふ、苦労した甲斐があるよ。ジュジュは美味しいものを食べている時の表情がとっても可愛いね」
「もう、ルルったら」
「本心さ。まあ、正直いつでもとても可愛らしいけれど」
シャルルの言葉に頬を染めて照れる仕草をするジュスティーヌはとても可愛らしい。シャルルはそんなジュスティーヌを見てご満悦である。
「あんまり煽てないでよー。ルルこそ、その…いつも、とってもかっこいいよ!」
恥じらいながらもしっかりとシャルルを褒め返すジュスティーヌ。余裕ぶっていてもまだまだ子供なシャルルは、好きな子から褒め返されると弱い。頬を染めてしまう。その様子に、今度はジュスティーヌが喜んだ。
「敵わないなぁ。大好きだよ、ジュジュ。君の期待に応えられるよう、今日もかっこいい僕でいるよう努めるよ。そのためにも、皇配教育を頑張らなければね」
「ふふ。じゃあ、私も一生懸命に皇太子教育を頑張るね!」
「ジュジュは偉いね。おいで、抱きしめてあげる」
「うん!」
お互いにしっかりと抱きしめ合うシャルルとジュスティーヌ。
「…うん、この後も頑張れそう!」
「僕もだよ。ジュジュとのハグは元気が出るね」
「きっとルルが大好きだからだね!」
「そうだね。ジュジュがこんなにも大好きだから、ぎゅっとすると元気が出るんだろうね」
おませな二人に護衛二人はとうとう胸を押さえた。きゅんとして仕方がないのである。そんな二人など露知らず、ジュスティーヌとシャルルは休憩時間の終了間際まで側に寄り添って名残惜しそうに離れていった。毎回この瞬間は、二人にとってはとても寂しいものであった。
アルベルトとシャルルの護衛君は小さな主人たちにとっても癒されています。




