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プロローグ

自分はおそらくもうすぐ殺されるのだろう。


段々と毒の量が増えてきた食事を見て、1人寂れた部屋の中で自虐的に笑った。


だが、その時を黙って待ってやるつもりはない。


逆に利用してやる。


そうすれば私は自由になれるのだから。




登場人物

ティー(ティファナ)


銀の長い髪に碧眼の少女。


16歳。


雪のように儚げで清廉な少女だが、その心には確固たる意志が秘められている。


12歳の時に母親が死ぬまでは彼女が師と仰ぐ魔導士から一般教養、礼儀、マナー、ダンス、魔法、そして生きる術の全

てを教わっていた。


ある国の王女であるが、母親の死後、王宮の敷地の隅にある古びた塔に幽閉されている。



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