表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/7

追放からのもう遅いwwww知らないよ、もう。

「もう一度言います。お金は結構ですので、

退店していただきたく思いま...」


と言いかけたときだった。


お金持ちそうな年老いた美人マダムが席を立ち、

つかつかと藤島さんの前に躍り出た。


マダムはうちの店の常連のお客様だった。


「あらー、一度だけ来て、二度と来ないお店?

それはあなたのお店じゃなくて?

店名は伏せますけどもね、あなたのお店、

この前、初めてうかがいましたが、味に上品さはなくぼやけた味でしたわ。それから、可愛い女の子バイト使ってるみたいだけど、甘やかされて教育がなってないせいか、接客はイマイチでしたよ」


「な...!」


「お前に何が解るって言うんだ...!?」


「申し遅れましたが、私、こういうものです」


マダムは流れるような滑らかな動作で高そうなショルダーバックから名刺入れを取り出し、名刺を藤島さんに一枚渡していた。


「り、料理研究家の...あの有名辛口コメンテイターでありインフルエンサー...」


「私ね、こちらのお店のファンになってしまったの。一週間くらい前だったかしら、初めて

お伺いして、ランチメニューをいただいたんだけど、凄く美味しくて。それから毎日通っているの。SNSでも紹介してしまったし、ブログでも絶賛のコメント文を思わず書いてしまったわ」


藤島さんはガタン、と腰を抜かし、それから

慌てて。


逃げるように店から出て行ったのでした。


俺のお店が。

広告費を使わず、

全く宣伝していないのにもかかわらず、

連日、盛況しているのには、

今、知ったんだが、このマダムの影響力が

あったみたいで。


高級レストランのお客さんは真横の俺の店に流れ。


更に、


マヒロちゃんは、閉店間際に俺の店に来て。

入り口のところで、俺にこう懇願した。



「人手足りないって噂を聞いたの!

私を雇ってくださいっ!」


と言われ、マヒロちゃんを雇うことになった。


今は。


仕事に追われて恋愛どころじゃないけど。

もうちょっと落ち着いたら、マヒロちゃんを

デートに誘おうと思ってる今日この頃です。


ブクマとか評価とかもし良かったらお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 題材。あと文章。 [一言] 色々すっ飛ばしている感があるので、短編の方が良かったかも。 あとタイトル詐欺ィーっ!!流行りに乗って付けたんでしょうけど、わかりやすい反面内容がタイトルで薄まる…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ