表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界の均衡保ちます  作者: シュークリーム
神聖世界
5/9

別室にて

昨日のうちに投稿したかったのですが寝落ちしてしまいました。

 メタトロンにより召喚された5人がいる部屋は別の部屋から監視されていた。その部屋にいたのは白髪でロングヘアの天使と金髪でセミロングの天使がいた。金髪の天使は椅子に座りモニターの正面におり、キーボードのようなものを操作していた。白髪の天使はそれを覗き込むような形でモニターを見ていた。


「紀世彦さんは他の方達と打ち解けることはできましたかね??」


「姉さんは心配しすぎなんだよ。てか施設の案内するんでしょ??ならさっさと準備してこなきゃなんじゃない??それにあの人達に向かってもらう世界の選出も終わってなかったよね??」


「一度に何個も言わないでよー。お姉ちゃん泣いちゃうよ??」


「勝手に泣いてれば??」


 少し塩対応をする金髪の天使だったが、少し涙目になってる白髪の天使を見てため息をもらした。


「しょうがないから世界の選出はやっといてあげるよ」


「本当に!?やったー!!サンちゃん大好きーー!!!」


 そう言うと白髪の天使は金髪の天使に抱きついた。


「わかった、わかったから、もう離して、はーなーしーてー!」


 そう言いながらジタバタ暴れて抱きつかれた状態から逃げ出した。そしてジト目で睨みつけている。


「ごめんごめん、それじゃ準備してくるね!」


 そう言って白髪の天使は手を振りながら部屋から出て言った。部屋に残ったサンちゃんと呼ばれた金髪の天使はゆっくりと椅子に座りなおし、机に置いてあるタブレットのような物を使って調べごとをはじめた。


 少し時間が経った頃ドアが開く音がしてサンちゃんはそちらに目をやった。そこにいたのは金髪の天使で、長い髪を1つにまとめているだけといったシンプルな髪型だ。


「ミカエル先輩じゃないですか!こんなところまで来るなんて急用ですか??」


「こんにちはサンダルフォン。同胞達をそそのかした邪神が誰なのか判明したわ!」


「それは本当ですか!?」


 驚きのあまり勢いよく立ち上がってしまったため、椅子を倒してしまった。


「いったい誰なんですか??」


「ベルゼブブです。」


「これは強敵ですね…」


 そう言いながら倒してしまった椅子をなおして座りなおしたサンダルフォンだったが、何か考え込むとタブレットのようなものをいじり始め、ミカエルに話しかけた。


「召喚された5人に行ってもらう世界なのですが、ここはどうですかね??」


 そう言うとミカエルに画面を見せた。ミカエルはそれを見ると自分のこめかみ辺りを人差し指でツンツンしながら考え込み返答した。


「んー、確かにこの世界ならここである程度訓練してから他の世界に行くより、効率よくあの子達が強くなってくれそうですね。」


「じゃあこの世界に決定しますね。」


 話がひと段落ついた時部屋のドアが開き、最初に出て行った白髪の天使が勢いよく入ってきた。


「サンちゃん準備終わったよー!!世界の方は決まったー??」


 元気に話しかけた白髪の天使だったが、サンダルフォン以外の人がいるのに気づき、その人物がミカエルだということに気づき動きが止まった。ミカエルはそんな白髪の天使を少し呆れた感じで見た後、ため息をついた。


「そういえば世界の選出はあなたに頼んでいましたね、メタトロン。先の話し方だとサンダルフォンに仕事押し付けましたね?」


「ミカエル先輩……押し付けてないですよ!サンちゃんがやってくれるって言うから甘えただけです!」


「サンダルフォン、メタトロンの言うことは本当ですか?」


「確かに押し付けられてはいませんが、姉のポンコツさを見てたら我慢できなくなりつい……」


 サンダルフォンはミカエルから若干目をそらしてそう言った。ミカエルはそれを聞きまたため息をついた。


「いいですか?まず、メタトロンはもうちょっとしっかりしなさい!サンダルフォンはメタトロンを甘やかしすぎです。いくら双子だからといってもメタトロンは姉なのでしょう?そしてサンダルフォンは妹なのでしょう?これじゃどっちが姉でどっちが妹だか……」


 ミカエルは深いため息をもらした。


「それでは召喚された方々の所に行きますね。」


 メタトロンがちょっと焦りながらそう言い、サンダルフォンの手を掴み部屋から出ていった。


読んでいただきありがとうございます!!

今回は天使達のお話でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ