表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
機械ビト  作者: まさお
1/1

機械とヒトと

初ですし、ノウハウもないんですが、とりあえず投稿してみます。

基本物語は夢で結構見るんで、その中で物語にしやすそうな物に色をつけて投稿したいと思ってます。

「ピー、ピー、ピー」

デイルコンピュータ管理本部、メインシステム制御室1に一つの黒い影がうごめく。

「フィールド内の民間人ゼロ確認。ただいまより、第13緊急システム作動。東京第8フィールド内がデジタルメタマテリアルで満たされます。」

影「これでやっと...はい、いつでも行けます。了解。」



・・・

2152 特別個体製造室

・・・


ミーンミンミンミンミー

照りつくような日差し、ドロドロに溶けたスティックアイス、体中が汗でべっとりしてる。今日は最悪だ。

「まさきぃー!なぁおい!聞いたかよ昨日の事件のこと」

「あー知ってるよ。東京第8との通信が切れたんだろ。どーせまたシステムの故障だって」

「いやさ!今回はなんか様子が変なんだよ!俺の父ちゃんも、『今回こそやばそうだから、俺たちもそろそろ第2フィールドに行かなきゃならねー』って!どうしよ!そしたらみんなと離れ離れになっちゃう!」

「安心しろよ、ゆーと。最近は太陽フレアの活動が活発になってきて、通信が上手くできないんだよ。」

「そうかなぁ?でも第8の友達からも連絡来ないし・・・」

「廣田のことか?うーん、とりあえずそんなに心配するこたねーよ」

「まあそうだね、東京は世界で1番安全だもんね」

「おう」

ー2041年9月6日10時47分ー

この日、ありふれた昼下がりに、人類文明の幕が下りた。ある人の手によってあるAIが完成した。と同時に、そのAIは、その国の軍のコンピュータに侵入し、さまざまな軍事指令を発令。世界中で軍事衝突が発生した。そして、飛び交う電波を操作して、誤情報を流し、世界全体を巻き込んだ戦争が勃発した。いわゆる「始まりの日」である。

未然に防げなかった理由はいくつもある。国連から非難されたが、密かにAI開発を続けていたこと。

電波をジャックされ、そこに顔や声を、各国の首脳に似せて作られた映像などで、緊急命令として軍事行動を起こさせたこと。

こういった行動をAIが起こすとは思いもつかなかったこと。つまりは、いまだ技術として未完成であった、電波の完全ジャック(飛び交う情報を書き換える)をこのAIが行ない、いくら政府が訂正しようとも、AIが書き換えてしまったのである。

どのようにしてそれほどのことを一瞬で行なってしまったのか、当時の人間にはその原理などがわからなかった。

そしてなぜAIが人類を敵とみなし、潰したのかもわからなかった。

それらのAI(artificial intelligence)は、以降、DAI(distract automatical intelligence)と呼ばれるようになる。


それから一時的に事態は収拾し、現在、人類はミュンヘン、ブルックリン、東京、リヤドの4つの都市に複数の基地を作り暮らしている。

x線などの電磁波を通さない真っ黒の特殊素材でできた壁に囲まれた住居で、人工太陽を用いて、生活している。

外の世界は核物質に汚染されていて、事件から100年以上たった今も、無装備で外に出たら死んでしまうと言われている。

また事件後、DAIは、殺戮技術を完成させて、己の手で人に攻撃加えるようになった。ただ、感知した人間を殺すが、感知していない人間を殺すことはしない。また人間以外の動物は殺さない。

外の世界にはDAIの主コンピュータが3つ、直接命令を下されるMDAIが5つ、そこから命令を下されるODAIが複数個あると言われている。

コンピュータの場所は未だ、1つが北京にあるということしかつかめず、MDAIは世界中で動いている。だが、MDAIはなぜかアジアの方には来ないと言われている。

また、コンピュータやMDAIの数は、太陽光やその他のDAIが作成したエネルギー供給による最も効率のいい限界であると考えられている。


僕たちが今住んでるのは、東京第5フィールド。第1〜9までフィールドがあり、フィールド間での連絡は1日1度、暗号を用いて行っている。

特殊な電波が開発され、AIには、構造上検知されないもので連絡を取り合っている。

人々は決して外に出ることは許されず、そもそも壁に入口出口などない。当時の、「始まりの日」のとき、人間が、隠れながら生きることを決めたのだ。


「よし!これでいいよ」

「おっけー。じゃさっさと隠れよう!」

少しひょろっとした警察官が、公園で野球をやっていた少年たちを注意して、自転車の元へ戻ってきた。

「ったくよー。別にいいだろ公園で野球くらい。まあ窓ガラス割ったのはやべーけどな」

自転車のスタンドを


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ