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83  逃げるが勝ち

(着替えるだけなのに、そこに介添えとか恥ずかしすぎる)


 単なる一般人に、ハードルが高い。そこん所を解って貰えていない。

 ただの村人でやってきた男がそんな事に免疫があるはずも無い。むしろそんな事をされては一種の拷問だ。罰ゲームと言うには冗談では無いし、羞恥プレイは趣味じゃない。断固拒否だ。

 エルフたちはどうやら俺の事を過大評価しているような、中身を誤解しているみたいな、当人たちはそれを気にしてもいない様子で朝から頭が痛い。


(パッと着替えてサッと玄関前に行くか)


 この先の展望は多少考えているが、ボンヤリ霧の中と言っても差し支えない。不安は無いとは言えない。

 行き当たりばったりしかできない頭ではそれも仕方が無い。この世界の情勢など未だ全て知った訳では無いから。

 ネットもスマホもパソコンも無い。情報を得るためのツールどころか、諜報がどんな扱いをされている世界かも知り得ていない。

 前世での営業は新人の頃、必死にマニュアルを勉強し、相手の会社を調べ、会話の引き出しを増やす努力をし、営業術と呼ぶ技術を習得できるまで、スタートダッシュはゲームができない日々だった。そのおかげでコツを掴んで以降は定時上がりを増やしていったが。懐かしい思い出だ。


(この都市ではもう何かと騒ぎに絡んじゃっている。窮屈な事になる前に出て行くのは仕方が無い。派手なのやらかしてるからなぁ)


 観光すらできていない事は少々残念に思うが、自分の「力」に目を付けられて周囲がきな臭くなるのは望んではいない。そんな本人の望みなんかは無視して、大抵「周囲」と言うのは勝手に何かとやらかしてくるのが普通だ。ここは逃げ時、期を逸してはならないだろう。


 情報が広がるなら今日明日、そこから動きが始まるとみても今から都市を出るなら早いうちがいい。


 傭兵ギルドではアリルの件で睨まれているかもしれない。そこへこの裏組織の下克上だ。

 商会ではボーナッツに落とし前をつけさせた。アリルへの慰謝料で派手な動きになるだろうから、これも調べられたら俺に辿り着く可能性も否定できない。

 行きがかり上とはいえ、ここまで大事になるとは考えないで、感情で動いていた事は反省してはいない。

 だって見て見ぬふりは一生涯付き纏う後悔になる。それは避けたい。


 だけどそれでまた新たな問題に巻き込まれる可能性は高まった。

 そうやって、望む平穏は遠ざかっていくが、それは仕方が無いかとは諦めてはいる。

 だけど俺には「力」があるし、いざとなれば全力全開本気度マックスで逃げれば追い付ける奴もいないだろう。

 消極的だの、臆病者だの、チキンだの、後ろ指刺されても、時に人はなりふり構わず、脱兎の如くに逃げ出さなければならない場面と言うモノがあるのだ。

 そうなれば早い所この都市から出て、もっと人との関わりが最低限で済む場所で、静かに暮らせる所を探さなければ。


(俺の本当の望みが叶う事はあり得ない。それ以外の欲もさして無い。ならば世捨て人の様に生きて死ぬのが理想だな)


 そう自虐気味にこの先の未来に思いを馳せる。

 エルフの森近くに住居を作り、のんびりするのが今一番実現できそうな暮らしだろう。

 彼女たちには故郷で暮らしなさいと説得する必要があるが、まあそれには何とかなりそうな言い訳は考えてある。付き人だの忠義だの捧げるだのは俺は求めていない。一人がいいのだ。


 そうして用意されていた上等の新品の服に着替えたら部屋を出て玄関前へと向かう。



「あれ?荷物は?これだけ?」


 そうして玄関前に来た俺が見たのは小さなカバンが三つであった。

文章量は、休みの日は頑張れば3000ぐらい。平日仕事日は大体1300前後ほど。になっているかと思われます。

・・・すげー短いですね、「力不足」以外の表現ができない程ヒドイ・・・


毎日更新を軸に続けて参りたいと考えていますが、もしそれが止まったら体調を崩したと思ってください。

今日は朝から調子が悪かったのでヤバかった・・・それでも夜になって少しは回復傾向になったので投稿ができました。

仕事のストレスだろうと思っております。皆さまくれぐれもご自愛ください。

「僕もう疲れたよパト◯ッシュ・・・」

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