09 家政魔法と攻撃魔法への転用5「風呂魔法と受講生の内緒話」
「……うーん……全然駄目じゃん」
ぼこぼこと怪しげな泡を噴き上げる泥沼を前に、ヴィヴィはがくりと肩を落とした。
講師役のシオリの説明通りに「風呂」を作ってみたはいいが、「浴槽」の強度が足りない上に水を熱し過ぎたのだろう、見る間に土が溶け崩れて煮え滾る泥沼と化してしまった。
周囲の受講生が盛大に引いているが、程度の差こそあれ彼らも似たような状況にある。周辺一帯がまるで底なし沼のようだ。
――「風呂魔法」の手順は、まず土を熱消毒して浴槽の形に押し固め、水を入れて加熱する。
話だけ聞けば随分と簡単そうにも思えたけれど、これが存外難しい。十分に固めたはずの浴槽が、水分を含んで溶け出してしまう。
シオリが手本に作った見事な露天風呂を眺め、それから自作の泥沼に視線を移した誰かがげっそりと呟いた。
「……風呂ってか、いっそ攻撃に使った方が良さげ」
「だよなぁ……でも」
攻撃や足止めになかなかの効果を発揮しそうではあるが、今回ばかりは攻撃魔法への転用よりも基本のまま覚えたいというのが本音だった。攻撃手段ならいくらでもあるだろうが、野営地で風呂に入る手段などそうそうあるものではない。これといった道具も必要とせずに温かな風呂に浸かるというのは、この上ない魅力なのだ。
攻撃力の強化はともかく、この「風呂魔法」だけはなんとかものにしたいと思う者は多かった。一度でも彼女の「風呂魔法」の世話になったことのある者ならなおさらだ。
「魔獣の汁と泥でどろっどろのまま飯食って寝るなんて、考えるだけでも気が滅入るってもんさ。そこをさぁ、『食事ができるまでの間にお風呂をどうぞ』なんて言いながら石鹸とタオルを差し出されたときには、楽園はここにあったのかと思ったね」
「ちょっと、大袈裟ねぇ……」
「いやまぁそうなんだけどさ。だが、これだけは是が非でもモノにしたい……」
「うん、それは分かる」
衣服の汚れは最悪着替えさえあればどうとでもなる。しかし、身体の汚れまでは如何ともしがたい。魔法でざっと洗い流すくらいはできるが、せいぜいその程度だ。
熱弁を振るう先輩魔導士から目を逸らしたヴィヴィは、溜息を吐きながら泥沼をなんとか元に戻す。といっても完全な元通りという訳にはいかず、大雨の後のようなぬかるみが残った。
しかし、シオリ・イズミという女は、ほぼ元通りに戻せるのだという。ほぼ、というのは元々生えていた雑草までは戻せないという意味で、それ以外は上を歩いても気にならない程度には戻せるらしい。
どこまでも細かな作業に特化した魔導士だ。その上、いとも容易く合成魔法を使ってみせた。魔力量にさえ目を瞑れば、上級魔導士以上の精緻な魔法だった。
低級魔導士でありながら技術力は自分などよりも遥かに上というその事実が、ヴィヴィに敗北感を味わわせていた。
その間にも魔導士達の会話は続いていた。
「私の魔力であのくらい魔法を極めたらって思うと、ちょっと期待しちゃうな。中級魔導士のままでも結構いいとこまで行けそう」
「そうだなぁ。家事レベルの魔法でも、俺の魔力なら……って思うわな」
「さっきの土魔法にしてもさ、応用すれば土で串刺しとか魔法でも物理攻撃ができそうだよな。今まで目潰しとか落とし穴作るくらいしかしたことなかったけど」
「……つっても、風呂作りで躓いてるようじゃ、先は長いわ」
「だよねぇ。あー、岩場だったら浴槽なんて簡単にできるんだけどな」
「というか俺、そもそも岩が土とか砂からできてるってこと自体今日初めて知ったわ」
「あたしもー」
「考えてみたら、土魔法で干渉できるもんな。皆普通に使ってるからあんまり深く考えたこともなかったけど」
「……魔力が足りないなら、知識と想像力で補う、かぁ。なんか俺、知らずに損してることって多い気がしてきた。シオリよりずっと魔力も経験も多いはずなのに、いまいちパッとしねぇもん」
せっかくの能力も、知識なくしては活かせない。知識がなければ想像することすらできない。よほどの高魔力でもない限り、魔力のみに頼った魔法では遅かれ早かれ行き詰まってしまう。
――個人が知識を得ようと思ったら、一番の早道は書物を読むこと。けれども、平民が読書を嗜むようになってからまだほんの数十年だ。読み書き計算などの基礎教育が行き渡るようになったとはいえ、勉強のために自発的に書物を買うという発想にまで至る者は、労働階級出身者にはそれほど多くはない。
「――そうか、君達、そもそも岩の成り立ちを知らなかったのか。魔力の割に単純な魔法ばかり使うと思っていたが、なるほど、道理でな……」
初老に差し掛かったばかりの魔導士が、ようやく合点がいったといった顔で頷いた。彼は研究目的で参加した一人だ。
「普通知ってる人ってそんなに多くないんじゃないっすかね? 屋敷に住み込みの先生がいるようなお貴族様はどうだか知らんっすけど」
「貴族って小さいときから本を沢山読まされて勉強漬けなんでしょ? そこからして有利だわよ」
「確かに、名前の知れた魔導士って、ほとんど貴族とかお金持ちの人だもんね。前のマスターだって貴族だったっていうし。あの人、何冊か本出してたし、魔導士としては結構有名だったんでしょ?」
「確かになぁ……」
「だが、シオリの知識量は別格だぞ。専門家と呼べるほどではないだろうが、とにかく知識の幅が広い。特に、魔導士には有利な理系の知識が豊富だ。一般家庭の出身だとは言っていたが、いったいどこで覚えたのやら。本を読み慣れている様子ではあったが」
「僕、実家ではちょっと名の知れた家庭教師を付けてもらってたけど、岩の成り立ちなんて習わなかったな。理系の授業なんてせいぜい天文と気象を少し齧る程度だった。学院に行けばもっと幅広く習うのかもしれないけど」
「あぁ、腹違いの兄貴が通ってた王都の学院では一通り習ったみたいだぜ。トップクラスの学院だとさらに学科が細かく分かれてるらしくてさ、地質学や気象学、海洋学なんてのもあるみたいだな」
「わたくし、こう見えて女学院に通わせていただいた身ですけれど、女学院はどこもマナー教育や花嫁修業が基本でしたわ。あとは語学や音楽に、せいぜい歴史といったところですかしら。多少は経済ですとか社会の成り立ちなんかも学びましたけれど、気象や地質がどうとかいうのはさすがにありませんでしたわね」
「……じゃあ、シオリはそういうの全網羅してる女学院に行ってたってこと?」
「女学院でそこまでってのは聞かねぇよな……東方だと違うのか?」
「どうなんだろ。でもなんか凄い色々知ってるじゃん。そりゃ、王国の常識みたいなのには結構疎いけどさ」
「学校には通ってたって話は聞いたことあるなぁ。でも、本人が努力家ってのも大きいんじゃないの? 組合の下働きしてたとき、休憩時間とか空いてる時間ずーっと勉強してたみたいだし。あの頃のシオリ、仕事してるか勉強してるかのどっちかしか見たことないよ。下手すると、今はもしかしたらあたしらよりも王国のことに詳しいかも」
「はー……勉強かぁ……勉強ねぇ……オレ、勉強の仕方分かんねぇわ」
「あたしもー。初めは挿絵とか写真入りの本を眺めるだけでもいいって言ってたけど、そのくらいでいいならあたしにもできそう。組合の図書室、行ってみようかな」
「シオリさんに何か良さそうな本、訊いてみる?」
「そうだね。俺も兄貴に頼んで本送ってもらうかな。なんなら皆で集まって勉強会……っていうか、まずは読書会でもやってみる?」
「あら、いいわねぇ。もっとも、それでシオリくらいになれるかっていうと、ちょっと微妙だけど」
「あのなぁ、それを言うなよ。悲しくなるだろ……」
「――俺さぁ」
憶測交じりの噂話と相談を兼ねた雑談を終え、それぞれが風呂作りに再び挑戦する中、それまで黙々と魔法を繰っていた青年がぼそりと言った。講義中に癇癪を起こしていたあの青年だ。
「……俺、シオリさんが低級魔導士で良かったって思ってるよ」
嘲る調子は欠片もなかったが、講師役を見下げるような言葉に場の空気が凍った。
発言の意図を探るような視線が青年に集中する。
「あれで上級魔導士だったりなんかしたら、俺……嫉妬でどうにかなってたかも」
あまり考えないようにしていたが、本音では妬ましかった。片手の指で数えられる程度の年数で、魔法をあそこまで自分のものにした彼女が羨ましいと彼は言った。
それだけの努力をしたのだということは、あの目立つ風貌の彼女を揶揄い交じりにずっと見ていた彼には分かった。あれは血が滲むような努力あってこそのものだ。
しかし、あれだけの知識と技術を持ち、そのうえ上級魔導士になっていたらと思うと、きっと素直には祝福できなかっただろう。
「あの人、あれで魔力がもっと高かったら、多分、そのうち……大魔導士にだってなってたかもしれない。でも、低魔力だから」
続きの言葉はなかったが、言わんとすることは分かった。
その場にいた幾人かは彼に侮蔑の目を向けた。しかし幾人かは、積極的には賛同しないものの、同意を滲ませた溜息を吐く。
実状はどうあれ、シオリの魔力は低級魔導士の域を出ない。彼女が魔導士としてのこれ以上の出世はないことに安堵しているばかりか、そのことで少なからず留飲を下げている――それは決してこの青年ばかりではなかったようだ。
「――分かる」
ヴィヴィもまたぽつりと言った。
「だから私もそれを認めたくなくって、あの人に手を出したの。そんなに優秀なら私達が実力を確かめてやるって、皆で取り囲んで……攻撃しようとしたの」
事情を知らない者はぎょっと目を剥いたが、同じトリス支部に所属する同僚はその台詞を発した真意を探るような目でヴィヴィを見た。
「低級魔導士なのにあの待遇なんだもん。なんか、どうしても認められなくて。絶対何か裏があるでしょって思ったの」
――魔法を魔法として成すには想像力と集中力が必須だと、初級魔法書の教本には記されている。けれどもそれを大事だと思ったことは一度もなかった。そんなものがなくとも、念じて腕を振るいさえすれば簡単に「魔法」として具現化するからだ。そして多くの魔導士はそう思っていることだろう。
だが、それができるのは人並み以上の魔力があるからだ。持って生まれた魔力頼りの技だった。だから、魔力とその威力だけなら既に上級魔導士並みとまで言われているヴィヴィにとっては、むしろ想像力と集中力に頼らなければ魔法を使うこともできない輩など、取るに足りない存在だった。
その、取るに足りない存在だったはずのシオリに、魔法で負けた――それは偏に、ヴィヴィの想像力の欠如がもたらした結果だ。自惚れ、凝り固まった考えで物事を見ていたからこそ、あんな馬鹿げた事件を起こしてしまったとも言える。
「今だから訊くけどさ。三人がかりで魔法で負かされたって本当かい?」
この場の監督役を務めていたカイが静かに訊いた。
「……はい」
ヴィヴィは頷く。
「君と、魔法剣士もいるパーティが、彼女一人に負けちゃったって訳か」
「……はい。幻影魔法であっさりと」
その場に感嘆と驚愕のどよめきがさざなみのように広がった。攻撃魔法ですらなかったからだ。
「幻影魔法にあんな使い方があるなんて知らなかった。想像してもみませんでした。でも、あの人が低級魔導士だったから助かったんです。でなければ私、死んでました」
――この世の全ての絶望を煮詰めたような、あの底なしの闇の幻に心臓を握り潰されて。
あの日、シオリは想像力で戦いに勝った。けれどもヴィヴィは、その想像力で危うく命を落とし掛けた。
「だから、あの人が低級魔導士で本当に……良かった」
ほんの「些細な魔法」で死ぬほど恐ろしい目に遭わされた彼女の嘘偽りのない本音は、その場に沈黙をもたらした。
「……そうだなぁ。君は色んな意味で助かったんだ。それに気付けたっていうのは、成長した証拠だよ。そっちの君も。自分の中の嫉妬心を認めて、言葉にするっていうのはなかなかできるもんじゃない。二人とも、今の気持ちを大事にしなよ」
そう言って笑うカイに、ヴィヴィと青年はこくりと頷いた。
――その頃、一方のシオリは少し離れた場所で「噂」されていることなど知る由もなく、受講生の一人一人の様子を見て回っていた。
「そう、そんな感じに……ああ、そうですね、綺麗です。でも、もう少し硬い方がいいかもしれません」
受講生が作り上げた「浴槽」をチェックし、一言助言を添える。見た目には表面が滑らかで硬度も十分なように思えるが、手で触れてみるといくらか心許ない感触だった。
中級魔導士になったばかりだという娘は素直に頷く。
「ええと……よいしょ。このくらいですか?」
「ええ……いいですね。じゃあ次はお湯を入れてみてください」
「はい」
元々器用なのか、彼女は溢れさせることなく適量の水を満たす。けれども加熱のし過ぎで沸騰させてしまい、娘は「あ」という表情を作る。
「大丈夫。浴槽の崩れはありませんし、あとは適温にすればいいだけです。水を足すか、氷魔法で冷やすか……得意な方法で水温を下げてみてください」
「はーい。じゃぁ……」
少しの間考えた彼女は、氷魔法を唱える。水とその上位属性の氷との親和性が高いらしい彼女は、見る間に熱湯を適温まで下げてみせた。
「良いですね! さすがです。風呂魔法はほとんど完璧ですね」
「やったぁ……!」
嬉しそうに笑った娘は、「でも」と苦笑いした。
「今まで自分は火魔法が得意だと思ってたんです。でも、今日初めて分かりました。私、水や氷魔法の方が得意だったんですね」
「威力は火魔法の方が大きいからそう思いがちなんだと思いますよ。ここは雪国なので、水や氷よりは火でダメージが入りやすい魔獣も多いですしね」
「そうですねぇ。私、水魔法と氷魔法の研究、もっとちゃんとやってみます。それに、火魔法の練習も」
「ええ。頑張ってください」
「はい!」
うきうきとここまでの復習を始めた彼女の姿を微笑ましく眺めていたシオリは、やがてぐるりと視線を巡らせた。
浴槽作りで苦労している者もいるようだったが、「洗濯」や「フードプロセッサー」を経て大分慣れたのか、試行錯誤して自分なりのやり方を探していた。各人各様の風呂に、シオリは目を細める。分厚い氷で形作った風呂や、土魔法で寄せ集めた砂利を敷き詰めた風呂など、なかなかに独創的なものもある。
「氷のお風呂ですか。綺麗ですね」
滅多なことでは溶けないだろう分厚い氷の浴槽を作って水を注ぎこんでいる同僚に声を掛けると、彼はにやりと笑った。
「うん、だろ? むかーしお貴族様のお屋敷で見たガラスの浴槽を参考にしてみたんだ」
「ガラスのお風呂!? それはまた贅沢ですね」
「うん。小さな城が建つような馬鹿みたいな値段で作らせたって言ってたよ。しかし俺のは氷なんで、湯が冷めやすくってさ。温度が下がらないように魔力を注ぎ続けなきゃいけないっていう難点があるんだけど」
「注ぎ続ける魔力があるというのが羨ましい限りなんですが……」
「はは。まあでも俺の場合、あんまり遠くまで魔力飛ばせないからさ。浴槽から離れられないんだよね。皆が入り終わるまで、入浴風景を眺めてなきゃいけないっていう」
「それはさすがにちょっとな……」
若干呆れ気味なアレクに、その魔導士は「改善の余地ありありだよねぇ」と苦笑いした。
その後ろでは騎士隊のレオ・ノルドマンや、私兵に扮した辺境伯夫人モニカ・オスブリング――勿論公言はせず、ごく一部を除いては気付いている者はいないようだ――らが、自作の風呂とシオリの「手本」を見比べながら意見を交わし合っている。きっちりと役割分担がなされている組織ならではの意見が多い。
「いっそのこと天幕用の防水布を敷くという手もあるな。それなら地面に穴を開けるだけで済む」
「多少荷物が嵩張るけれど、悪くはないわね。馬車を使えるのなら、かえってその方が現実的だわ」
「ですな。支柱なしの防水布だけなら、背嚢の中に収まりますし」
「だがよぉ、水を貯めるようにはできてねぇだろ? 長時間持つかねぇ」
「戻ったら試してみるか」
言いながらも彼らの目が散策から戻った使い魔達に向いた。その視線は明らかにルリィとブロゥを捉えている。
「……スライムを……風呂の底に敷くってのは……」
「確かに水漏れはしないだろうが……」
「しかしそれは、敷くというよりは沈めているのではあるまいか……」
「そうね……スライムにも言い分があるのではなくて……?」
自分達が話題にされていることに気付いたのか、「なになにー?」とでもいうようにスライム達はしゅるりと彼らに近寄った。ぽよぽよと弾むブロゥの触手には、巨大な虫の羽や抜け殻が握られている。珍しい色合いなのは、変異種のものだからだろうか。この雪の中でよく見つけたものだ。
「それ、兄さんには見せない方がいいかも」
こっそり耳打ちすると、ブロゥは「分かった!」というようにぽよんと弾む。結局それらは、イェンス司祭の使い魔を通じて孤児院に寄付することにしたようだ。それなら子供達もきっと喜ぶだろうし、兄貴分も一安心だ。
「まだ始めて三時間足らずだが、魔力の練り上げが大分上手くなったのもいるな。無駄が減ってきている」
帰るまで預かってほしいと手渡された「戦利品」をしまい込みながら言うアレクに、シオリも頷く。
「うん。私も負けていられないなぁって思った」
「お前の向上心には心底感心させられるな……」
苦笑いしたアレクだったが、「まぁ、かくいう俺も新技の開発でもしてみるかと思い始めたところだ」と魔法剣の柄に手を掛ける。
「仲間の援護があったとは言え、ザックなんぞは大剣一本でドラゴンを倒してみせたんだ。俺も負けてはいられない。お前との今後のことを考えれば、余計にな」
そう言ってシオリの肩を抱き寄せたアレクは、ほんの僅かに熱を灯らせた紫紺の瞳を細めて笑った。
お手伝いと言わんばかりに浴槽の形に身体を引き延ばしてみせているルリィから視線を外したシオリもまた、愛しい恋人を見上げて微笑んだ。
お陰様で少し浮上しました_(:3」∠)_
色々と温かい言葉を頂きまして、本当にありがとうございました。
前回分の感想につきましては全てありがたく拝読させていただきましたが、お返事は控えさせていただきます。今回からはまたのんびりと返信いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それから宣伝になりますが、11月30日にコミック4巻が無事発売されました。
ザックがざっくざっくのずんばらりしたり雪狼がもぐもぐムシャァする断罪話とシオリとアレクがそれはそれはラブラブする砂糖増量話の2本立て、お手に取っていただければ幸いです(*´Д`)




