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むかしばなし  作者: 瀬木御ゆうや
狂気の美女
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狂人

さて、この無名の錬金術師と『悪女』との戦いはすぐに終わりこの地に平和が戻ったようだった。


だが戦いが一方的に終わったにも関わらず動くはずもない死体に混じって地を這うように錬金術師に刃向かう者がまだいたんだと。



それは四肢を切り落とされても口で剣をとって斬りかかり。

それは口を破壊されても尚も諦めずに首と肩の間に柄を挟んで尚も戦う意思を見せつけていた。


悪党の頭領だったシエラ嬢。


彼女は身体中から血を噴き出しながらもまだ動き、憎悪に歪んでいるようには伺えない美貌でも錬金術師はその瞳に煮えたぎったように狂った殺意の衝動を感じたと言う。




だからこそ聞いたのさ。

「どうしてその美を持ちながら狂気の道を選んだのか」と。



そしたらどうだ。

シエラ嬢は破壊された口だけを動かして擦れた呼吸音に混じってこう言ったという。


「私の考えは間違ってない」ってね。



狂人の戯言…と言うには少し不可解な答えだと私は思うよ。

そりゃ自分の考えが間違ってないってのは誰しもが行うロジックの終着点だからさ、他者の考えに批判的なのも本心がこの考えにたどり着くからだと思うしこれぞ人間だとは思う。


しかしそれにしては度が超えている。

美貌、剣達、計画性……これだけでも常人、少女が行える凶行ではない。

まるで最初から何らかの力が働いてるみたいだね。


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